備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

泊原発 3連続ぼや

2010-02-25 20:22:10 | 社会

Kodak DC4800

'07/07/13の朝刊記事から

3日、4日、11日 3連続ぼや
“密室”泊原発で何が・・・


【泊】後志管内泊村で建設中の北電泊原発3号機で7月に入り、原因不明の火災やぼやが3件も発生している。
身分証明書を提示した建設作業関係者のみが出入りする「密室」の、いずれも火の気のない場所で起きており、道警は放火の可能性もあるとみて捜査している。
3号機の隣では原発2基が稼動中だけに、住民は不安を募らせる。

火の気なく放火?
出火の不自然さが際立ったのは4日の火災現場。
ベニヤ板のほか、普段は別の場所で保管されているはずのホウキなど清掃用具も燃えた。
北電は「出火前日の夕方には(溶接機械など)火の気は確認していない」と話すが、清掃用具があったかどうかは分からない。

3号機では今年3月にも火災があった。
原因は溶接工事の火花と見られる。
7月の3件のうち、3日は通路に置かれたごみ箱の中の布が焦げた。
4日の火災では現場近くで溶接工事をしていたものの、出火当時は作業しておらず、11日の現場では火花が出るような作業は行われていない。

たばこの火の不始末も疑われた。
しかし、喫煙場所は作業現場とは別にあり、吸い殻も見つかっていない。
北電は「何らかの原因で自然発火するような状況にもなかった」と話し、岩内署も「これまでのところ(放火を示すような)物証は出ていない」としており、出火原因の謎は深まる。

作業員1日最大1500人 北電、チェック体制強化
同署は作業員ら関係者の聞き取りを行っているが、2003年11月に始まった工事は佳境最盛期と書くべきだろう)を迎え、現場には1日に最多で約1500人もの作業員らが出入りしている。

こうなると心配なのは稼動中の2基の原発内での火災。
北電は金属探知などさらに厳しいチェック体制を敷いており、3号機からの行き来もできないとして「安全性に問題はない」と強調する。

北電が12日に発表した対策では、これまで3号機の建設現場に入る際に1回だったチェック回数を改め、建物の出入りすべてに管理員を配置する不審者対策を取るとした。
また、顔写真入り入構許可証を提示するだけではなく、当日の作業班名簿と照合もする。

しかし、不気味な連続火災に地域の不安は収まらない。
住民の監視グループ「岩内原発問題研究会」の斉藤武一代表(54)は「全国の原発で不審火など聞いたことがない。安全管理が緩んでいるのではないか」と不信感を口にする。

コメント
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