備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

中華機炎上 配管壊れ燃料漏れ

2010-09-23 13:27:22 | 事故


'07/08/21の朝刊記事から

中華機炎上 配管壊れ燃料漏れ
事故調 実況見分で確認へ


那覇空港の中華航空機炎上事故で、機体はまず右翼の第二エンジンから炎が上がり、約3分後、胴体下の地上に漏れ落ちた燃料を伝って左翼側に引火、爆発していたことが20日、複数の目撃者の話で分かった。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は事故機からフライトレコーダー(飛行記録装置)を回収。
右翼の燃料タンクから第二エンジンに燃料を流し込む管が何らかの原因で壊れ、漏れた燃料がエンジンの熱で発火したとみて、21日に沖縄県警と合同で機体を実況見分し、配管部分を中心に詳しく調べる。

国交省によると、台北から中華航空120便ボーイング737-800型(乗客乗員165人)は20日午前10時27分、那覇空港に着陸。
誘導路を通り同32分、国際線用41番スポットに停止した。

地上の整備士2人が右翼の燃料漏れと、第二エンジンからの発火に気付き、猷建国機長(47)に連絡。
猷機長は操縦席で同エンジンを止め、エンジン内に消化剤を噴射するレバーを引いた。
整備士も地上から消火器で消そうとした。

しかし燃料漏れはとまらず、炎と黒煙は次第に激しくなった。
前方と後方左右計4つのドアを開き、脱出用シューターを下ろして乗客と客室乗務員全員が緊急脱出。
最後の乗客の一段が後部ドアから出て、機体を背に数十メートル走って逃げた10時35分ごろ、胴体直下の地面に落ちて広がっていた燃料に燃え広がり、左翼の第一エンジン側へ大音響とともに引火、爆発。

ボーイング737-800
米ボーイング社が開発した短中距離用双発ジェット旅客機737のうち、-600、-700、-800、-900は「ネクストジェネレーション(次世代型)」と呼ばれる最新型。
計器が透明な板に浮かび上がり、パイロットが前方を見ながら計器も同時に確認できる「ヘッドアップディスプレー」などのハイテク機器も搭載可能。
エンジンの燃費向上や燃料の積載能力向上で航続距離も延び、近距離国際線での利用も可能になった。
-800は全席エコノミーの場合、標準座席数は189。


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