Kodak DC4800
'07/08/22の朝刊記事から
家電リサイクル値下げ
来年にも 小型テレビと冷蔵庫 政府方針
経済産業、環境両省は21日、不法投棄が相次ぐ小型テレビと冷蔵庫の家電リサイクル料の引き下げをメーカーに要請する方針を固めた。
リサイクル料引き下げは今年4月のエアコンに次ぎ2度目。
各メーカーが具体的な下げ幅を判断して、来年中にも応じる見通しだ。
産業構造審議会(経済産業相の諮問機関)と中央環境審議会(環境相の諮問機関)の合同部会は同日、リサイクル料金と不法投棄対策について議論。
リサイクル対象のテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンのうち、不法投棄が最も多い小型テレビとリサイクル料が高額の冷蔵庫で値下げが必要との見解で一致した。
特にテレビに関しては2011年7月の地上アナログ放送終了に伴い大量処分が見込まれるため、捨てやすい小型タイプを引き下げ、不法投棄を防止することが重要と判断。
今秋まとめる最終報告書で正式に提言する。
現在のリサイクル料はテレビ2700円、冷蔵庫4600円、洗濯機2400円、エアコン3000円。
今年4月にはエアコンのリサイクル料が従来の3500円から500円引き下げられた。
また合同部会は不法投棄への対応が負担増となっている市町村に対し、家電メーカーが資金面で協力することが必要との考えでも一致した。