'07/09/24の朝刊記事から
自民総裁に福田氏 330対197 麻生氏善戦
町村外相は再任へ あす組閣 挙党態勢目指す
自民党総裁選は23日、福田康夫元官房長官(71)が麻生太郎幹事長(67)を破り第22代総裁に選出された。
福田氏330票に対し麻生氏も197票を獲得し善戦した。
福田氏は24日、党役員人事を行い、25日に国会で安倍晋三首相の後継となる第91代首相に指名され、同日中に組閣する。
父の故福田赳夫元首相と親子二代の首相就任は初めて。
小泉純一郎前首相から続く構造改革路線の継承を掲げる一方、改革の影である格差解消に取り組み政権運営に臨む。
ただ、国会は参院で野党が過半数を占めるため、臨時国会ではインド洋での海上自衛隊の給油継続問題、来年の通常国会では2008年度予算案や予算関連法案をめぐり与野党の激突が予想され、政局は衆院の解散含みの緊迫した展開が続くことになる。