'06/12/20の朝刊記事から
液体持ち込み”厳戒”
国際線旅客機、来春から
飲み物、化粧水・・・透明袋に
国土交通省は19日、日本を出発するすべての国際線の旅客機に、手荷物として化粧品や飲み物などの液体を持ち込む場合、100ミリリットル以下の小さな容器を使い、まとめて透明な袋に入れなければならないとする規制を、来年3月1日から導入すると発表した。
液体爆発物を使った旅客機同時テロ計画が8月に英国で発覚したことを受け、国際民間航空機関(ICAO)が今月7日、加盟各国にガイドラインを通知していた。
米国やカナダ、欧州連合(EU)ではすでに、同様の規制が導入されている。
対象となるのは飲み物や化粧水などの液体のほか、ハンドクリーム、練り歯磨きなど、固形のもの以外すべて。
それぞれの容器は容量1リットル以下の透明な袋に余裕を持って入れる。
袋は縦横20センチ以内が適当という。
医薬品や乳幼児のミルクなどは対象外。
保安検査後に購入した免税品は機内に持ち込めるが、EU域内では、域外から持ち込んだ免税品の廃棄を求められることがあるため注意が必要という。
国土交通省は「必要最小限のもの以外は、できる限り預ける荷物に入れてほしい」としている。