'08/11/09の朝刊記事から
グアム移転15年以降
在沖縄米海兵隊 普天間移設に影響も
【ワシントン7日共同】在日米軍再編計画の柱である在沖縄海兵隊のグアム移転が、当初予定されていた2014年末の移転完了より1年前後遅れ、15年以降にずれ込む可能性が強まっていることが7日わかった。
国防総省が同日公表したキーティング太平洋軍司令官の講演内容の抜粋から明らかになった。
遅れの可能性はこれまでも指摘されていたが、米軍高官が公言したのは初めて。
移転費用が見込みより、かさんでいることが理由。
日本の負担増を求める圧力が強まったり、米軍普天間基地の移設計画に影響する可能性もある。
来年発足のオバマ新政権下で両政府間の火種にも発展しかねない。
司令官は5日の講演で海兵隊の移転完了について「当初予定の14年末より少し長くかかるかもしれない。場合によっては15年にも終わらないかもしれない」と発言した。