備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

あすから日中歴史共同研究

2008-05-12 20:06:29 | 中国

ヴェトナム 大統領自宅の庭 Kodak DC4800

'06/12/25の朝刊記事から

あすから日中歴史共同研究
取りまとめ難航も 侵略史の見解 隔たり


日中両国の有識者による歴史共同研究の初会合が26,27の両日、北京で開かれる。
日本側座長は前国連次席大使の北岡伸一東大教授、中国側座長は歩平・中国社会科学院近代史研究所所長が務める。
2008年中に研究成果をまとめたい考えだが、日中の歴史認識は日本の中国侵略史などをめぐり大きな隔たりがあり、取りまとめは難航が予想される。

日中歴史共同研究は安倍晋三首相と胡錦濤国家主席が10月に北京で会談した際の共同声明で合意。
委員は日中10人ずつで、「古代・中近世史」と「金現代史」の二分科会を設置し、年2,3回程度のペースで会合を重ねる。

具体的な研究対象は未定だが、中国に対する日本の侵略史をめぐっては、日中双方に大きな見解の相違がある。
1937年12月から翌年にかけての南京大虐殺では、中国側が「日本軍侵攻で30万人以上が虐殺された」と主張しているのに対し、日本側研究では「10数万人以上」から虐待否定説まである。
また、従軍慰安婦問題に対する日本軍当局の関与や強制の度合いについても、両国でさまざまな見解がある。

日本側の北岡座長は「日中間の歴史認識を一致させようとは考えていない。少しでもギャップを縮めたい」と強調。
中国外務省の秦剛副報道局長は先の会見で「日中間の歴史について客観的認識を深め、相互理解を増すことが重要」と指摘した。

日本と他国との歴史研究は韓国との間で2002年から行われたが、金現代史で対立点が目立ち、05年6月に双方の論文と、その論文への批評文などを掲載した報告書が公表された。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 政府税調会長 伊藤東大教授... | トップ | 北朝鮮 核施設廃棄「応じる」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

中国」カテゴリの最新記事