Kodak DC4800 ベトナム
‘07/02/21の朝刊記事から
米、各巡航ミサイル保持へ
軍の進言拒否 軍縮に逆行 批判も
【ワシントン20日共同】ブッシュ米政権が巡航ミサイル用の核弾頭「W80」の全廃を見送り、当面は弾頭を保持する方針を決めていたことが20日、分かった。
米国の核兵器を統括する戦略軍(司令部ネブラスカ州)をはじめ制服組は弾頭の「退役」を進言したが、文民の政権高官が反対した。
議会筋や政府高官が明らかにした。
制服組の意向が決定に反映されなかったことについて、議会筋は「核軍縮に消極的なブッシュ政権の姿勢の表れだ」と語った。
有用性が疑問視される核兵器システムの保持にこだわる政権に対し、議会や軍縮団体から批判が強まりそうだ。
議会筋によると、戦略軍のカートライト司令官と海軍はW30の退役を主張。
しかし文民の高官から異論が出たため、政権全体の総意を形成することができなかった。