’08/02/15の朝刊記事から
輸入食品に管理指針
調達から運搬まで 厚労省、全業者に配布
中国製ギョーザ中毒事件を受け、厚生労働省は14日、加工食品の輸入業者に対し、生産過程での安全管理の手順を定めた国として初のガイドライン(指針)を作成する方針を固めた。
指針では、生産国での原材料の調達から加工、運搬に至るすべての過程について、国内の輸入業者が残留農薬や有害な添加物のチェック、加工工場の衛生管理などをするよう規定。人為的な混入についても、工場や運送時のセキュリティ強化などの防止策を盛り込む。
現在は大手の輸入業者約100社が加盟する「日本輸入食品安全推進協会」が自主的な安全管理の指針を定めているが、非加盟の業者も多いため、厚労省は2007年度中にも国として指針をまとめ、すべての食品輸入業者に配布する。