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‘07/02/27の朝刊記事から
美浜原発事故 配管28年点検せず
現場の6人書類送検
2004年8月、11人が死傷した関西電力美浜原子力発電所3号機(福井県三浜町)の配管破断事故で、福井県警敦賀署捜査本部は26日、保守管理を怠ったなどとして、業務上過失致死傷容疑で旧若狭支社」(現原子力事業本部)保修グループの井戸浦靖雄チーフマネジャー(47)(肩書きは当時)ら6人を書類送検した。
関電は1976年の美浜3号機の運転開始から事故が起きるまで28年間、一度も破断した配管を点検していなかった。
美浜原発死傷事故
福井県美浜町の関西電力美浜原発3号機(加圧水型)のタービン建屋で2004年8月9日、放射能を含まない二次冷却水の配管(直径約56センチ)が幅約50センチにわたって破断。
定期検査の準備のため近くで作業中の下請け検査会社「木内計測」の社員11人が噴き出した高温高圧の蒸気を浴び、5人が死亡、6人が重軽傷を負った。
破断部分は検査リストから漏れ、1回も点検されず、当初1センチあった厚みは最も薄い所で0.4ミリにまで削られていた。