’07/11/14の朝刊記事から
フィリピン 下院で爆発 2人死亡
テロか、議員ら11人負傷
【マニラ13日共同】フィリピン警察によると、マニラ首都圏ケソン市にある同国議会の下院ロビー付近で13日夜、爆発があり、下院議員と運転手の計2人が死亡、議員2人を含む11人が負傷した。
警察は、爆弾テロの可能性があるとみて捜査している。
地元報道によると、爆発は下院での審議終了後、間もなく発生。
多くの議員がすでに議場を離れていたという。
警察が現場を封鎖し、捜査している。
死亡した運転手が乗っていた車に爆弾が仕掛けられていたとの情報もある。
警察などによると、死亡したのはイスラム原理主義過激派アブサヤフなどの掃討作戦が行われている南部ミンダナオ出身の議員(47)。
この議員の車が最も壊れていたことなどから、警察は同議員が狙われたのではないかとの見方も示した。
負傷者の中には左派議員もいるという。
デベネシア下院議長は地元テレビに「別の爆弾が仕掛けられている可能性があるため、警察と軍に綿密な調査を求めた」と話した。