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'07/02/23の朝刊記事から
糸川議員脅迫 前草津市長を逮捕
十数億円利益取り損ね?
東京・南青山の土地取引について国会質問した糸川正晃衆院議員（３２）が脅迫された事件で、警視庁と福井県警の合同捜査本部は２２日夜、暴力行為法違反（共同脅迫）容疑で滋賀県の前草津市長芥川正次容疑者（４８）＝滋賀県草津市若草３＝を逮捕した。
芥川容疑者は、土地取引にかかわった建設会社「平和奥田」と雇用関係があった。
同社相談役の山元康幸容疑者（４９）＝同容疑で逮捕＝と以前から親しく付き合っていたという。
山元容疑者は糸川議員の質問後に土地取引に失敗し、十億円を超える利益を取り損なっていたことが調べで判明。
捜査本部は、糸川議員の質問が原因で取引を失敗したと考え圧力を加えたとみて、動機などを厳しく追及する。
山元容疑者は容疑を認め、芥川容疑者は否認しているという。
合同捜査本部の調べでは、芥川容疑者は昨年３月、山元容疑者と共に、福井市内のスナックで「今後、この件で質問するようなことがあると東京の仲間は許さないと思うよ。命的にもね」などと糸川議員を脅迫した疑い。
山本容疑者は東京・南青山の土地に絡む権利関係を整理する「地上げ」を行い、複数の取引に関与して売却益や手数料を得ようとしていたと見られる。
山本容疑者は、滋賀県内で運送業も経営しているが、警視庁の調べでは複数の土地の権利を整理する事業に携わり、土地を取得する会社にとって「地上げの先兵」（捜査関係者）としての役割を担っていたという。
また、共犯で逮捕された芥川容疑者は、２００３年２月に草加市長に初当選したが、翌年公選法違反で後援会幹部と暴力団組長らが逮捕され辞職。
自らも別の公選法違反で逮捕され、０５年に大阪高裁で懲役２年、執行猶予５年の刑が確定。
猶予期間中だった。
