'07/09/10の朝刊記事から
朝青龍 笑顔も 現地主治医が会見
【ウランバートル9日共同】大相撲の横綱朝青龍の治療に当たっているオリヨル医師は9日、朝青龍が滞在しているハラホリンで記者会見し、横綱の現在の様子について、「精神的に落ち着き、無表情もなくなり少し笑顔も出るようになってきた。当初あった不眠や食欲不振も回復している」などと説明した。
また同医師は朝青龍の再来日の見通しを「治療状況による。完全によくなってから」とし、今月下旬ともみられていた時期にはこだわらないとの認識を示した。
朝青龍は夏巡業の休場を届けながらモンゴルでサッカーをしたことで日本相撲協会から2場所出場停止などの厳しい処分を受けた。
その後精神的に不安定になったとされ、先月29日に療養のため帰国した。
オリヨル医師は同30日に診察を開始、引き続き投薬や音楽による治療などをしている。
同医師は「まだ健全な状態になったわけではない。今後はホジルトでの温泉治療も始めたい」と語った。
同医師はまた、朝青龍が帰国して直行したハラホリンの保養施設から一度も外出していないこと、日本にいる師匠の高砂親方(元大関朝潮)と時々連絡を取っていることも明らかにした。