'06/12/18の朝刊記事から
路面電車 69年ぶり パリ走る
1937年に廃止されたパリ市内の路面電車が69年ぶりに復活、市民を乗せた一番電車が16日午後(日本時間同日夜)、同市南部で運行を開始した。
トラムと呼ばれる新しい路面電車は、白をベースに緑のラインが入った近代的なデザインの車体で、約300人を運べる。
同市最南部で東西に走る大通りの全長7.9キロ全17駅の路線を24分かけ走る。
1日の利用者は10万人を見込んでいる。
20世紀初頭のパリの交通機関は路面電車が全盛だったが、自動車の普及で廃れた。
しかし、最近はクリーンな輸送機関として見直され、同士郊外では既に90年代から2路線が開通しており、市内での開業が待たれていた。 (パリ・時事)