’08/04/25の朝刊記事から
硫化水素自殺 6府県で7人
車内やホテルで
硫化水素によるとみられる自殺が24日、栃木、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫の各府県で相次ぎ、自宅やホテル、車内で7人が死亡、ホテルでは従業員4人が体調不良を訴えて入院するなど巻き添えもあった。
宇都宮市や京都市、兵庫県篠山市では、乗用車内で男性がそれぞれ死亡。
篠山市では車内から硫化水素が検出、宇都宮市と京都市では車内から入浴剤などが見つかった。
京都府福知山市でも20代の男性が乗用車内で死亡していた。
発見した両親が体調不良を訴えたが軽症。
滋賀県湖南市のビジネスホテルでは「異臭がする」と通報があり、客室の浴室内で無職男性(33)が死亡した。
女性従業員9人が巻き添えでいずれも軽症。
うち4人は経過観察で入院した。
名古屋市昭和区では女性(42)が、大阪府河南町のマンションでは男子大学生(19)が、いずれも自宅の浴室で死亡した。
大半のケースが、ドアや車の窓に「毒ガス発生中」などと書かれた紙が張られていた。