ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ロシア、オデーサにミサイル、視察中のゼレンスキー大統領を狙った?/ウクライナ戦争、欧州全体に広がる?、ロシアは戦車3000両失う/交響詩「マゼッパ」

2024年03月07日 | 政治

ロシアがオデーサにミサイル攻撃、視察中のゼレンスキー氏標的か…「150m先に着弾」

読売新聞

ロイター通信などによると、ロシア軍は6日、ウクライナ南部オデーサの港をミサイル攻撃し、5人が死亡した。オデーサには当時、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領とギリシャのキリヤコス・ミツォタキス首相らが視察に訪れていたが、両首脳にけがはなかった。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)はギリシャ当局者の話として、ミサイルは両首脳から「約150メートル先に着弾した」と報じ、ゼレンスキー氏が標的だった可能性があると伝えた。オデーサでは2日、露軍の無人機攻撃で子どもを含む12人が死亡しており、両首脳は追悼のため現場を訪れていた。

 ゼレンスキー氏はロシアを非難して「この攻撃は自分自身を守る必要性を示している」と述べ、防空システムの強化が必要との認識を示した。ミツォタキス氏は「ここで戦争が続いていることを思い起こさせるものだ」と述べ、支援継続を約束した。ロシア側は、ウクライナの水上無人艇の格納庫を破壊したと主張している。ロシアがオデーサにミサイル攻撃、視察中のゼレンスキー氏標的か…「150m先に着弾」 (msn.com)

ゼレンスキー大統領が南部オデーサ訪問中にミサイル攻撃 “およそ150メートル先に着弾した” 追悼の大統領ら狙ったか|TBS NEWS DIG


ウクライナ紛争、欧州の全面戦争に発展も=ロシア軍幹部

Reuters

[モスクワ 7日 ロイター] - ロシア軍参謀本部軍事アカデミーのウラジミール・ザルドニツキー学長は、ウクライナ戦争が欧州の全面戦争にエスカレートする可能性があると警告、ロシア軍が新たな紛争に巻き込まれる可能性が「著しく高まっている」との認識を示した。

国防省の発行物「軍事思想」で見解を示した。ロシア通信(RIA)が7日、報じた。

ザルドニツキー氏は「ロシアとの軍事衝突に利用される『代理勢力』の参加者拡大により、ウクライナ紛争が大規模な欧州戦争にエスカレートする可能性を否定できない」と指摘。

「わが国に対する軍事的脅威の主因は、米国とその同盟国の反ロシア政策だ。彼らは可能な限りの方法でロシアを弱体化させ、主権を制限し、領土の一体性を破壊するため、新しいタイプのハイブリッド戦争を行っている」と述べた。

その上で「わが国が新たな軍事衝突に意図的に巻き込まれる可能性が著しく高まっている」とした。

RIAによると、同氏は軍と安全保障の組織方法について多くの変更を提案。ロシアの安全保障を守るため、友好国との協力を一段と重視し、防衛の必要性を中心に据えてロシア社会全体を統合する必要があるとの見解を示した。ウクライナ紛争、欧州の全面戦争に発展も=ロシア軍幹部 (msn.com)

ロシア 侵攻で失った戦車は3000両超 侵攻以前に保有していた総数に相当 英研究所(2024年2月14日)




ゴルノスタエーヴァ女史、上原彩子さんの才能を激賞・・・この後、上原さんはゴルノスタエーヴァ女史に本格的に師事し、見事「チャイコフスキーコンクール」で日本人初の第一位を得ました。
上原さんは日本・外国とも、音楽大学には進学していません。
・・・これは昔からの伝統的な「師匠と弟子」で実際に行われていた方法といえるでしょう。
ピアノで名曲を(リスト)生徒は上原彩子さん。2002年の第12回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門にて日本人として初めて、かつ女性として世界で初めての優勝



ゴルノスタエーヴァ女史いわく・・・10代の女の子が40歳の時のリストと同じ恋愛をした経験をわかるはずはない。しかし音楽には「音楽言語の不思議」というものがある。ロマン主義独特の現象、ベルカントで美しい声で歌い上げるという曲。
旋律の繰り返しにそれが効果的で二重に旋律が現れている。
モスクワ音楽院教授で世界的ピアニストのヴェーラ・ゴルノスタエーヴァ氏の貴重なレッスン記録です。

 現在の上原彩子さん、日本の誇る世界的な名ピアニストです。

上原彩子——素晴らしい先生との出会いと自立、そして3児の母でピアニストの活動とは|音楽っていいなぁ、を毎日に。| Webマガジン「ONTOMO」



リスト作曲、交響詩「マゼッパ」カラヤン指揮
ではここで、リストが「ウクライナの英雄」でロシアと果敢に戦った交響詩「マゼッパ」をカラヤン指揮でお聴きください。特に後半過ぎからは最高です。(この曲は不思議にカラヤン以外の指揮は見劣りする)
・・・リストによるピアノ版(超絶技巧エチュード)Miroslav Kultyshev - Mazeppa (youtube.com)もあるが、もはやこれはピアノという楽器の限界を示し、リヒテルやギレリス、ルービンスタイン、ホロヴィッツなどの巨匠は弾かない。
オーケストラ版で聴くほうが良いと私は思う。
ではカラヤン指揮交響詩「マゼッパ」をどうぞお聴きください。お時間のない方は11分過ぎから。

 

私はマゼッパの勝利を思わせる11分過ぎからが大好きだ。ドキドキする。(しかしマゼッパは敗れるのだが、リストはそれを描いていない、作曲家リストの心情か・・・)
若き日、私は感激のあまり、この交響詩のオーケストラ総譜を買った。(下記の楽譜はピアノ版)



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【逮捕】 IT関連企業代表ら 北朝鮮IT技術者に業務依頼か/強いドイツの劣化/ショパンの歌曲のご紹介

2024年03月07日 | 政治

何でもありになってくる・・・要注意だ。
【逮捕】失業手当約150万円を不正受給か IT関連企業代表ら 北朝鮮IT技術者に業務依頼の可能性
北朝鮮技術者に資金流出か 広島のIT企業社長ら詐欺容疑で逮捕(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

他にこんなニュース(リンク)・・・なぜこうなっていくのか、どこに弛みがあったのか・・・
旧統一教会、「指定宗教法人」指定了承 財産監視強化へ 宗教審 (msn.com)

ドイツ 崩壊 難民 - gluesuppo

最近ニュースをUPするのを減らしている。多分、ご存じのことが多いと思ったので、1~2件にしている。
ところでドイツ在住のピアニスト兼評論家の川口マーン恵美さんのエッセイ、ドイツの苦悩が書かれています。ドイツは歴史的な「民族大移動」から始まって、昔から難民を受け入れてきましたが、先のメルケル政権では何の準備も計画もないままにドイツを混乱させ、今に至ります。
ドイツが主権国家として成り立ちにくくなっている「ドイツの劣化」が激しい、ということです。ドイツは街並みも清潔で西欧の国々の中でも中心となるほどの確実な国家でした。しかし今は・・・
なぜ“強いドイツ”は「劣化」したのか?動かぬ鉄道、学力低下、荒れる国土…かつての勇姿は見る影もなし

2023.12.26
 
by 

強いドイツはどこへ行ったのか?

40年前、日独間の郵便は驚くほど正確で、両国とも、大きな歯車から小さな歯車までがちゃんと噛み合っていた。これこそが、この敗戦国2国が奇跡の経済復興を果たせた理由だ。
日本国内では今も歯車は噛み合っており、それどころか物流事情はさらに進化したが、ドイツの方はいつの間にか退化してしまった。送っておいたはずの資料が着かずに学会の発表に間に合わなかった話や、郵便物が行方不明になってしまった話は、私の周りでもしばしば聞く。着かないのでオンラインで追跡をかけると、相手が受け取っていないのに「配送済み」と表示されたというから、これでは混乱はさらに大きくなるばかりだ。先日、知り合いが日本からドイツに小包を送ろうとしたら、局員が「いつ着くか保証できません」と警告してくれたという。ドイツでは、鉄道も郵便もやはり途上国並みとなってしまった。

最近のドイツの弱体化は甚だしい。ただ、これは国民のせいというより、政治の影響も大きい。一番の原因は、政府が財政均衡に拘るあまり、内需を疎かにしてきたからだ。インフラ投資や設備投資が切り詰められれば、あらゆるところに支障が出るのは当然のことだ。

今や道路は穴ぼこだらけで、橋は老朽化。アウトーバーンの一部には、重量制限をかけなければならなくなった橋もある。鉄道のさまざまな不具合も、元はと言えば、多くは過度の節約による整備不良や、悪天候に対する備えの欠如が原因だ。また、民営化された鉄道や郵便は、当然、株主の利益が優先されるので、一時的に財政収支を悪化させる設備投資など、“有能な”経営者は手がけない。それだけではない。住宅は極度に不足しているし、何年も前から言われているデジタル化も掛け声ばかり。さらに一番のネックは人手不足だ。

そこで、難民を入れ、それを速やかに移民に昇格させて、安い賃金で働いてもらおうと目論んだが、今では無制限に入ってくる難民の世話で、政府も自治体も身動きが取れない。しかも、彼らが働いてくれればまだ良いが、今のところ難民も移民も、ほとんどが税金にぶら下がっている状態で、国と州の財政が極度に圧迫されている。

これら失政の元は、どう見ても16年間のメルケル政権だが、現政権の罪は、それを修正せず、さらに傷口を広げ、取り返しのつかないところまで進めていることだ。

特に最大の失敗は、ウクライナ戦争によるエネルギー危機の真っ最中に、産業国ドイツにとって最後の頼みの綱であった3基の原発を止めてしまったこと。この暴挙により、ドイツは自らエネルギーの高騰、供給の不安定という困難に突入、産業立地としての競争力を一気に失いつつある。

そもそもドイツは、原発だけでなく、石炭火力も減らしている最中で、その代わりに50基近くのガス火力発電所を建てるつもりだ。しかし、完成までに時間がかかるし、完成した暁に、果たして安いガスが入手できるのかどうかも不明。それよりも問題は、ドイツ経済がそれまでもち堪えられるかどうか。多くの企業はすでにドイツに見切りをつけ、外国に脱出しようとしている。

また、喫緊の問題は、政府の金欠。今年は、1949年のドイツ連邦共和国建国以来、来年の予算を国会で通せないまま年を越す初めての年となるという。なぜか?

民間企業なら、これだけ無茶をすれば倒産だろうが、ドイツ国は幸か不幸か、傾きはしても潰れない。しかも、国民を苦しめた政治家が罰を受けることもない。

ただ、国民はもう黙ってはいない。12月17日以降、農民やトラックの運転手など、直近で皺寄せを受ける人たちが決起し、全国で大々的な抗議デモを繰り広げ始めた。そうでなくても今、政府の支持率は地に落ちている。この調子では、一般国民がデモに合流する日も近いかもしれず、そうなれば、ドイツの治安は不穏になり、政治は一層混乱するだろう。

かつて強かったあのドイツ、いったいどこへ行くのだろうか?

全文は・・・(上記の文は抜粋なので全文をご覧いただくには下記のリンクをクリック)
なぜ“強いドイツ”は「劣化」したのか?動かぬ鉄道、学力低下、荒れる国土…かつての勇姿は見る影もなし - まぐまぐニュース! (mag2.com)

プロフィール:川口 マーン 惠美(ピアニスト・作家)
作家。日本大学芸術学部音楽学科卒業。ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。
ドイツ在住。

ブログ主・・・きれいごとでは済まされない、昨年亡くなったクライン孝子氏が「日本の空港に降りたら、信じられないほどノンビリした日本人ばかり。ドイツではそうではない」と仰っていましたが、人前で財布を開けることも、私はイタリアで注意を受けました。これはもう何十年前の話ですが。日本は四方を海で囲まれ、ノンビリした気風を普通としてきましたが、海外では考えられないことです。日本政府もノンビリしているのでしょう。方針を出さないとダメです。善意だけでは乗り越えることはできない。

血圧が心配なので、水分と野菜を多く摂取し、薄味のエサ的料理をしています。(泣)

着物の着付け教室も先週休んでしまいました。毎回、着物の着付けをするたびにすごく疲れ果てるのです。
多分これは血圧が上昇していたのでしょう。気を付けなきゃ。

ショパン イラスト素材 [ 5639769 ] - フォトライブラリー photolibrary

ショパンの歌曲ってあまり有名ではない。なぜかというと、ショパンは歌曲を自分の為に作曲し、出版しなかったから。
しかしショパンの歌曲は全部で17曲残っているが、名曲である。
また詩が「ポーランド亡国」の恐怖と悲しみをよく表しており、今のウクライナの悲劇を思わせる。
曲とともに、ぜひ歌詞を味わっていただければ幸いです。
ポーランドの名歌手、ステファニア・トツィスカ(メッツオ・ソプラノ)が歌います。


Leci liscie z drzewa Op. 74 No. 17

歌詞
木から舞い落ちる枯葉、

何が自由になったのか!
墓の上で歌うのは
野鳥。

行かなかった、行かなかった、
ポーランドよ!
すべて、すべてが儚く消え、
そして、あなたの子供たちは墓の中にいます。

焼かれた村、
破壊された町、
そして周りの野原で
女は嘆いている。

男は家を出た、
鎌を持って、
手入れされない、
麦畑は死にかけています。

ワルシャワに
若者たちが集まり、
栄光とともに
ポーランドが全貌をあらわす。

彼らはひと冬戦い、
彼らはひと夏を戦った、
しかし、秋にはそれはなくなった
そして若者たちは立てなかった。

戦いは終わった、
しかし、結果はむなしい、
敵の襲撃で
兄弟は誰も戻ってこない。

ある者は大地に埋められ、
ある者は捕われの身、
そして世界中のどこにも
家や土地のない身となった。

天の助けはありません、
人の助けはありません、
大地は荒れ、
花も咲かない。

木から舞い落ちる枯葉、
再び木から散り落ちる、

ポーランドの大地よ、同胞は、
死にゆくのではなく,
そして、大地から一握りの土を、
ポーランドの大地を癒やす。

だが無理矢理打ち倒され
もう叶わない、
裏切り者が多くとも、
人々はあまりにも正直だったから
(ポーランド語の歌詞を機械訳)

Stefania Toczyska - Alchetron, The Free Social Encyclopedia

ステファニア・トツィスカ(メッツオ・ソプラノ)
舞台姿も映え、ヴェルディなどを歌って世界に名声を博し、その声の美しさと威力で圧倒した。

私とショパンの歌曲との出会いはもう何十年も前だった。

偶然にショパンの歌曲を海外の古CDを見つけて、パンフレットにはなんと歌詞がイタリア語訳だけで印刷されていたので(歌唱はポーランド語)、自分でそのイタリア語を和訳して友人のピアニスト(かつてポーランドのワルシャワ音楽院で学んだ)に送ったりしていた。多分ショパンの歌曲ははじめてだったと思う。しかし今は多くの演奏家が歌い、広く紹介されている。ポーランド語の歌詞がネットにあり、それをグーグルで機械訳し、載せることができた。


コメント (2)
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