広島駅のエキエが10月にグランドオープンした、ということで、早速行ってみた。
嘘です。
お好み焼を食べたくて行ったら、たまたまそうだっただけ。
広島駅に立ち寄るのは7~8年ぶりだろうか。さすがにかなり変わった。
目指すお好み焼屋がなかったら、と一瞬不安になったが、その心配も杞憂に終わり、何と3軒も連なっていた。
11時からしか開かないとのこと、では11時半頃行けば良いかな、と思ったものの、駅に着いてしまったので、少々早いが、11時ぐらいに行ってみたところ……。
長蛇の列が出来ている。隣のお好み焼屋はガラガラだが。
私は食べるために行列を作るのが、かなり嫌いである。東京には行列して入った結果、ちっとも美味しくなかった店がたくさんあった。その経験からだと思う。
隣で良いかと一旦思ったけど、遠路はるばる訪れてそれはないかと思い直し、【みっちゃん総本店】の行列に加わる。
行列は食券を買うためのものだった。買うまでに15分かかった。
鉄板の前のカウンター席に通される。
おかげで作る現場が見られて退屈しない。
作る人は3人で、その流れ作業だった。食券を買うのと同時に、この厨房へ注文が伝わる仕組みだ。これ以上、時間を短縮はできないスピード対応である。
始終伝票を確認しながら、一人が6枚くらいを対応する。間違いのないように、ちょっと違う注文にはケチャップで印をつけて……。
それでも間違いは起きるようで、ベテランが新人?に「1つダブルだよ」と声をかける場面もあった。麺の増量を忘れていたらしい。
新人さんも即、1つをダブルにして焼いていた。
ベテランさんが「どうしようか」と言った時には「もう(焼いて)出しています」とコギミの良いやりとりが交わされ、何事もなかったかのように、ウェイトレスの手に渡った。
何事もこうありたい。それでも私の注文した牡蠣ソバ玉は、着席して20分経ってようやく来た。
写真の上側に映っているのが、次の注文、6枚分の(中華)ソバを焼いているところ。
広島の皆さんは、お好み焼を「へら」で食べる。あれがよそ者には難しい。
駅の店を訪れるのはよそ者ばかりと見えて、客は全員箸を使っていた。
へらが無いと、切って食べることができないが、それも最初から料理人が切ってくれていた。
現地の文化に触れられないけど、やはりこれはありがたい。
さすがは「みっちゃん総本店」と言わざるを得ない。
隣の店もミシュランに載ったとかで宣伝していた。次回試せるかな。次回はいつだろう。
とにかく、ごちそう様でした。