ここで強調するまでもなく、大半の人達が選ぶ道である。
ただ「演奏家にはなれないから」という消極的な理由でこの道を選ぶ人達が、やはりとても多い。
そう考えても仕方ない面はあるのだが、せっかくならば、より積極的に考えてほしいと思う。
a)演奏するための教育活動
こちらも、消極的に考えれば「演奏だけでは生活できないから」という風になってしまう。
それは正しいし、私もそう考えていた。
しかし一方、ミュンヘンに行った時、ウィウコミルスカというポーランドの女流ヴァイオリニストから、次のように言われた。
「教えることはしないのですか。教えることも勉強になりますよ。」
わざわざミュンヘンやポーランドを引合いに出したが、こちらも日本中で、そして音楽に限らず言われ続けていることである。
b)純粋に教育活動
多分、こちらが最重要なのではないかと思うので、日を改めて述べたい。