井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

よく遊び、よく学べ

2009-08-07 23:08:58 | 音楽

福岡も、ようやく暑くなってきた。日本において、夏休みは伝統的に「お勉強」の期間である。暑くても、宿題をこなしたり、コンクールの準備をしたり、と大方の子供は、ここでしかできない勉強に駆り立てられるのが普通。

こんな時、千香士先生の言葉を思い出す。 「ヨーロッパでは、夏の暑い時期に新しい曲をさらおうなんてことは、効率悪いから考えないんだ。1時間くらいスケールを弾いたら、その後は山へ行ったり、海へポチャンとね…」

それを聞いて実行した人の話は聞いたことがない。多分皆無。私に例をとると、30分スケールをやった後は、新しい曲を練習した。クロイツェル・ソナタをさらったことがあった。暑い夏がいよいよ熱くなり、以来、夏に弾く曲ではないと思っている。 だからと言って、1時間のスケールで終わっていたら、今日の私はない。

千香士先生の話は、このようにストレートには受け取れない話が結構多かった。 先生の著者「五本の柱」を読むと、注釈の必要性を痛感する。

以前にも、そのようなことを書いて、そのまま今日に至ってしまった。

そのうちスタートさせるので、しばらくお待ちいただきたい。