現在、東京芸大の指揮科の専任ファカルティは全員桐朋学園大学出身である。桐朋と言えばサイトウ・メソードの発祥地、センターのはずなのだが、知人の情報によると「叩き」などは教えていないという。
再び勝手な推測だが、斎藤秀雄先生の弟子は徹底的な訓練を受けているから、その弟子(孫弟子)には同様の訓練を施す。
孫弟子はその訓練を受けるけど、世間では必ずしも受け入れられていない現実を見たりして、「サイトウ・メソードでなくてもいいんじゃね?」と考え、その弟子(曾孫弟子)には、叩きなど教えない。
曾孫弟子(今世紀の学生さん達)は、もちろん「叩き」の重要性などわかるはずもなく、ひたすら「指揮は難しい」と暗中模索の日々を送る。
ということではないだろうか。
それで、ひたすら音楽作りの追及をするのであろう。
良く言えば、これはヨーロッパの方式に表面上似ている。
しかし、ヨーロッパ方式には、その裏に歌劇場のシステムがある。コレペティトゥールをやりながら指揮者としての訓練を積む方式と表裏一体となっていることを忘れてはならない。(続く)
再び勝手な推測だが、斎藤秀雄先生の弟子は徹底的な訓練を受けているから、その弟子(孫弟子)には同様の訓練を施す。
孫弟子はその訓練を受けるけど、世間では必ずしも受け入れられていない現実を見たりして、「サイトウ・メソードでなくてもいいんじゃね?」と考え、その弟子(曾孫弟子)には、叩きなど教えない。
曾孫弟子(今世紀の学生さん達)は、もちろん「叩き」の重要性などわかるはずもなく、ひたすら「指揮は難しい」と暗中模索の日々を送る。
ということではないだろうか。
それで、ひたすら音楽作りの追及をするのであろう。
良く言えば、これはヨーロッパの方式に表面上似ている。
しかし、ヨーロッパ方式には、その裏に歌劇場のシステムがある。コレペティトゥールをやりながら指揮者としての訓練を積む方式と表裏一体となっていることを忘れてはならない。(続く)