今日のひとネタ

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お手軽な読書

2004年07月29日 | 日記・雑記・ただの戯言
 今日は都内で研修だったため電車で出勤。こういうとき、普通は家から文庫本を持って行くのですが、駅前まで行って何も持ってこなかったのに気づきました。満員の車内でスポーツ新聞を広げるのも無理があるので、コンビニにて本を買うことに。が、棚にあった文庫本は怖い話系と奥さん縛り系と漫画だけ。仕方なく週刊誌の方を見たら、そっちの棚に「あらすじで見る日本の名作」という本を発見。

 これはファミリーマート専用なので、ベストセラーになったあれとはちょっと違います。が、掲載されてるのは夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介、宮沢賢治、太宰治、幸田露伴、樋口一葉、国木田独歩、田山花袋、有島武郎、菊池寛、梶井基次郎、島崎藤村など。さらっと読んだ感じだと、やっぱり漱石がいいですね。実はちゃんと読んだのは「坊っちゃん」だけなんですが、ああいう文体は好きです。ただし、あの話は結末があれなので、読書感想文を書くとしたら「詰めが甘いのでまだまだですね」と書くことでしょう。あとは「多少のバイオレンスはありますが、お色気が足らないので若者には物足りません。熟れた体を持て余す若妻を登場させればポイントアップ」とか。

 で、大正時代の小説が多いですが、これらとは別に私が好きなのは黒岩涙香の「鉄仮面」。私が持ってるのは角川文庫版ですが、新聞連載だったようですので、一度読み始めると区切ろうと思っても止まりません。かなり読みにくい文章ですが、そこがまた魅力。探偵小説の元祖とも言われる人で、江戸川乱歩に与えた影響も大。なかなか手に入らない本だとは思いますが、ど~ですかお客さん。

 ところで、中国で行われたサッカーの試合で「君が代」に対してブーイングが起こったとか。そりゃあまあ日本国内でも反対の声が多いくらいだから、中国でブーイングが起こるのは当然。中国国内で「君が代」を流した方が悪いです。普段から日の丸、君が代に反対する人たちは、サッカーだオリンピックだといって大目に見ず、こういう事件を最大限賛辞したまへ。外国人にまかせておかずに、アテネオリンピックの開会式でも日本選手団が日の丸を持って行進する事を命がけで阻止するべし。それができないのなら、普段からグチグチ言わない事。本当にもう。(って、誰に言ってるんだか)