今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

水分とらねば

2004年07月20日 | 日記・雑記・ただの戯言
 私が高校生の頃はまだ「水飲むと汗かくからバテる」と言われてました。部活はバドミントンだったので直射日光は当りませんが、練習中には風を入れられないので体育館の窓は締め切ったまま。それはそれは大量の汗をかきました。いつも、コートでの練習が終わった後に筋トレだったのですが、コーチに来たOBが大汗をかいてる奴に向かって「お前、自分がどれだけ水飲んどるか思い知ったやろ!」と、罵声を浴びせてたのを記憶してます。

 ちなみに、まだその頃はスポーツドリンクが一般的でなく、ポカリスエットも発売されてませんでした。唯一見かけたのは粉末のゲータレード。その当時でも、ウインブルドンのテニスの試合なんぞ見れば、プレーヤーが休憩中に水分を補給する姿が見られたはずです。(多分) ゲータレードの広告でも、その当りが宣伝文句になってたような…。だからといって、「水分を補給しないと、体温が上がってしまって運動できません。熱中症になります。」とOBに言えたかというと、そういうわけにはいかないのが辛いところ。

 で、真夏にまったく水分をとらず汗だくで3時間も練習してて倒れた奴がいたかというと、これがいないんですね。その辺りの事情は簡単で、水分とらずにダラダラ汗かいてるのに、みんな合間を見計らって何食わぬ顔でトイレに行くと。「もう出る水分が無いんとちゃうか?」とか突っ込むような奴はおらず、トイレから帰ってくるとみんな元気になってるわけです。戦後、判事かなんかが闇市場の物資を一切口に入れず、配給品だけ食べてて餓死したという事件があったそうですが、まぁ似たところはあります。自分の体は自分で守らねばと。

 当時は、私の回りでも水を飲むのは罪悪に感じているような奴は多く「野球部員は、弁当の時も茶を飲まない」とか言われてました。(本当かどうかは知りませんが。) この「水飲んじゃだめ」という事に関しては、「第二次大戦の東南アジア戦線では、生水を飲むと体を壊す」ということから、「喉の渇きに耐えて精神力を鍛える」という精神論に利用されるようになったという話を読んだ事があります。が、部活の指導者達が、何を根拠として水飲んじゃダメと言ってたかは定かではありません。好きなだけ飲んでしまうと、それはそれで動けなくなるというのは確かですが。

 なお、私の通ってた高校は、硬式テニス部は強くて厳しくてそれこそ硬派。あちらは屋外ですから、熱射病で倒れたのも何人かいた様子。それに対して、軟式テニス部はまぁそれこそ軟弱。我々も最後の筋トレの時だけは、体育館の一番下の窓(格子がはまってて細いの)を開けてたのですが、「腕立て50回!」とか言って最後にバタっと床に突っ伏すと、丁度窓の外が見えるわけです。体育館の隣は軟式テニス部のコートで、なんとそこの部員たちは練習中にファンタオレンジを飲んでたですよ。

 あの時ほど、女子テニス部員の太腿よりファンタオレンジが魅力的に見えた事はありません。は、…今ですか? いやまぁそりゃ…(以下自粛)

 なお、ポカリスエットが発売されたのは1981年くらいではなかったかと思うのですが、近所の商店でそれを見かけたうちの母は新しいジュースが発売されたと思い、店のおっちゃんに「これ、どんな味?」と聞いたら「ポカリの味や」と言われて買ってきたとか。そういう時代だったんですね。ちなみに、最初はちょっと値段が高かったと記憶してますが、初めて飲んだ時はまずくて半分も飲めなかったです。今のお子さんにはわからない話でしょう。今の高校の運動部とかってのは、練習の時にペットボトルとか持ってきてるんでしょうか?

 で、スポートドリンクもいろいろありますが、昔あったNCAAというのがそんなに甘くなくて好きでした。テラっていうのもありましたけど、あれもまぁまぁかな? 今だとモルツか黒ラベルがいいかなぁ…。(って、なんじゃそりゃ) どっちにしても、最近は種類が多すぎてわかりません。昔ほどハードな運動しないので、それほど必要でないのは確かですが。

 ところで、昨日は自分でドラマの話を書きながら、MXテレビの「真珠郎」の最終回を見忘れてしまいました。探偵物の最終回を見忘れることほど気分の悪い事はありません。これだから祭日は困ります。