チャンネルNECOで実写版「あしたのジョー」をやってました。なんか前にも見たよなぁ…と思って自分のブログを検索したら、ここで記事にしてました。ただし、そのときは途中から見たらしく(自分でも覚えてない)、今回は少年院に入るあたりから見ました。どうも最初からちゃんと見る運命にはないようで…。
これは1970年7月の公開だったそうで、当時小1だった私はマガジンで映画化のニューを見ただけで映画館までは見に行ってません。原作は全20巻を何回も読んでますので話は全部わかります。今回あらためて映画見ても、相当端折ってて大変そうという感想は変わりませんでした。ちなみに主なキャストは
矢吹丈:石橋正次
力石徹:亀石征一郎
白木葉子:高樹蓉子
丹下段平:辰巳柳太郎
マンモス西:山本正明
青山正:小松政夫
など。
で、前に「見たい」と思ってた小松政夫さんの「青山」ですが、最後に顔がアップになるところまで全然わかりませんでした。忘れてました。ああ、もったいない。小松さんが本気でこんにゃく戦法やればはまり役で日本映画史に残る名場面になったでしょうに。が、それをやると違う映画になってしまうかも。
前にも書きましたが、ダブルクロスとかトリプルクロスとか力石のアッパーとか全然説明ないし、打たれ強いジョーが両手ぶらりの構えをとると力石も対抗して睨み合うってのも、原作知らないと「なんじゃこりゃ」って思うんでしょうね。あれをオリンピックの柔道でやったりすると「待て! 両者指導!」とかになるでしょうに。
で、力石との試合後衝撃のラストシーン(?)で唐突に終わるわけですが、朝8時からこれを見て元気になったかというとさにあらず。どっちかというと萎えます。当時も映画館から出てきた人がファイティングポーズで練り歩くってことはなかったでしょう。物足りないといえばプロテストの場面がなかったこともそうですが、紀ちゃんをはじめとする林屋の人が一切出てこなかったですね。あとは白木葉子の全裸シャワーシーンがなかったことも消化不良の原因かも。(って、原作にそんなもんあったか?)
ちなみに新しい方の劇場版は見てません。あんまり見たい気がしないのはなぜでしょう。う~む。