NHK木曜夜の時代劇で先月までやってました。あらすじは、<仇討ちで父を殺された侍の子供が寒天問屋の主人に銀二貫で拾われ、侍のプライドゆえに丁稚生活に馴染めないながらも苦労してやがて…>という人情物語です。
いいか悪いかというといいドラマだと思いますし、一応最後まで見たので評価します。ただし、何が良かったかというと芦田愛菜ちゃんと入間しおりさんの二人。料理人であるほっしゃんの娘役が芦田愛菜ちゃんで、その成長後の役が入間しおりさんなわけですね。このドラマはこの二人を見るのが楽しみでした。
実は仇討ちから救われるシーンも、その後の丁稚奉公で苦労するところも、苦心の末に糸寒天という新たな商品を作り上げるシーンも特に感情移入できず、「ふ~ん」という感じでした。演出も脚本もそういう作りだったのかもしれませんが、主人公の松吉の思いに深く入り込めないんですね。
そんなドラマですが序盤に出てきた芦田愛菜ちゃんを見て、やはり天才だと思いました。普段ジャリのタレントは毛嫌いする方なのですが彼女は認めざるを得ません。そして今回の注目は入間しおりさん…って、正しくは松岡茉優さんですね。(ようやく名前を覚えました。)
そもそも映画「桐島、部活やめるってよ」の準主役的な存在や、「あまちゃん」のGMTのリーダー役で有名でしたが、今回のドラマで見ると「こんなに綺麗な子だったっけ?」と驚くことしきり。実際終盤はそれだけが楽しみでした。
ということで「ストーリーはどうでもいいんだけど一応続けて見る」というドラマの典型でした。まぁいろんな楽しみ方ありますしね。松岡茉優さんはまた代表作が増えました。今後注目の女優さんです。