近所のブックオフで「ずうとるび」のCDを見かけた事をつぶやいたところ、さる信頼できる情報筋から「1stは結構いい」という話だったので、いっそのこと昨日買おうか迷った3rdも一緒に買ってきました。ずうとるびについては知らない人はまったく知らないでしょうが、簡単に説明するとあの人気番組「笑点」の「ちびっ子大喜利」から誕生したアイドルグループです。グループ名はもちろんビートルズのパロディ。
デビューが74年2月だそうですから、その「ちびっ子大喜利」は73年くらいだったのでしょうが、座布団10枚集めるとレコードデビューできるというご褒美があって、あの山田隆夫氏が達成したという。うちは兄弟揃ってそのコーナーが好きで、毎週やってたわけではないのですがこれがあった時はラジカセに録音して何度も聞いてたくらい。ただし、10枚達成の回は見ておりません。
当時の芸能ニュースによると、その山田君は趣味はギターと作詞作曲だったので「バンドでやろう!」という話になってグループ結成に至ったとか。山田君以外は楽器未経験でもちろん楽譜も読めず、みんな「ドラムが一番簡単そう」と争奪戦になったと、当時の芸能雑誌にありましたが本当かどうかは知りません。
そういうグループですが、当時小学生だった私は大好きで「アイドルなのに楽器もできてコントもできて司会もやってすごい!」と思ってました。(ただ、歌番組では普通に4人並んで振り付きで歌うことが多かったですが。) 司会は「レッツゴーヤング」でお馴染み、コントは「学校そば屋テレビ局」が良かったです。
私がギターに初めて触ったのは小5の時だったのですが、フォークギターを始めた頃は「あのねのね」が憧れで、この「ずうとるび」を見てエレキギターを弾きたいと思うようになりました。そういう意味で当時の江藤氏などは私にとって神様だったわけです。
当時の記憶では、江藤氏がギブソンのSGを持ってて、ベースの今村氏がリッケンバッカーを持ってたように思ったのですが、動画サイトで映像を見るとどっちもヤマハですね。江藤氏はヤマハSGの初期モデルでした。
その頃のバンド演奏ヴァージョンは映像があまり残ってないようですが、数少ないそれを見てみると…、もしかしたら自分は神様を超えたかもしれないと思いました(笑)
ちなみに彼らの曲としては「みかん色の恋」「恋があぶない」「初恋の絵日記」などありますが、最大のヒットは「恋があぶない」だそうです。これは作詞:岡田富美子、作曲:佐瀬寿一というヒットメーカーの作品ですが、石川ひとみさんの「秋が燃える」がこのコンビでもありちょっと許しがたいところがあるというのはまた別の機会に…。