今日のひとネタ

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映画「犬神の悪霊(たたり)」

2021年02月25日 | 映画
 「たたりじゃー!」は八つ墓村のセリフで犬神家じゃないでしょ!というツッコミが全国から聞こえてきます。が、「犬神の悪霊(いぬがみのたたり)」という映画はあります。CSのチャンネルNECOで録画しました。

 番組サイトの解説によると「“女囚さそり”シリーズの鬼才・伊藤俊也監督、大和田伸也主演による怪奇映画。ウラン鉱探査のため久賀村を訪れた加納竜次は、村の娘・麗子と結婚した。しかし披露宴の日から、竜次と一緒に久賀村を訪れた仲間が相次いで死亡する。麗子は、竜次たちが村を訪れた時の様子を詳しく聞く。そして、それはまさしく“犬神の悪霊”によるものと直感し…。」というもの。日本初のオカルト映画だそうです。

 全然予備知識無しで見たのですが、結構色んな人が出てます。最初に出てくる大和田伸也の同僚役が小野進也で、ダブルシンヤなわけですが、ワイルド7の飛葉ちゃんなら悪霊に勝てるかと思ったら、こちらはあっさりやられてしまいます。

 他には泉じゅん、小山明子、長谷川真砂美、室田日出男、岸田今日子、山内恵美子、白石加代子、小林稔侍などなど。白石加代子という人を知ったのはここ数年の事ですが、当時からキャラは変わってないですね。さらに長谷川真砂美という人は、この映画のオーディションで2000人の中から選ばれたのだとか。その後「多羅尾伴内 鬼面村の惨劇(1978年、東映)」にも出てて、映画版の「ねらわれた学園」では高見沢みちる役だったそうです。どっちも見てますし「鬼面村の惨劇」は映画館で見てます。が、記憶にないなあ。

 それにしても、この映画は1977年公開の作品。あらすじと出演者を見て興味を持ったのですが、てっきり70年代前半の作品かテレビの2時間ドラマだと思ってました。77年というと、映画館で公開される話題作はテレビでも話題になってそうなものですが、まったく記憶になし。

 Wikipediaによると、前年に公開された「オーメン」でオカルトブームがあり、同じく前年に「犬神家の一族」が公開されており、その両方にあやかった感じだった様子。そんな安易な企画で通用するかと思ったら、これが結構なヒットだったとか。同時期の公開作品は「八甲田山」。ん~、そちらは世間では相当話題になってましたが。

 見た感想としては、結構力が入ってるのはわかりますが、なんでたたりなのかがわかりにくかったり、ウラン鉱探査の話もよくわからんので、その辺を深く考えるよりはホラー場面を楽しむ方がいいですね。大和田伸也が襲われて格闘するシーンは結構怖いです。ただ、出演者に泉じゅんがある時点で「おや?」と思う人も多いと思いますが、実際女性がお洋服をお脱ぎになるシーンとかワッチコンの場面は結構あります。

 レアな映画かと思ったら、今はDVDも普通に買えますので、「ジャパニーズホラーの名作だ」という名目で、お洋服脱ぐお嬢さんたちを合法的(?)に見られる作品としてお茶の間のお父さんたちにはお勧め。ただし、amazonでこれを検索すると「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というDVDに、泉じゅんの「感じるんです」がもれなく表示されます。どーですか、お客さん。