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シュール過ぎるウルトラQ>私はカモメ

2021年06月02日 | ドラマレビュー
 毎週月曜夜は、ウルトラQの4KリマスターをBSプレミアムで見ているものでありますが、今週の放送は「第10話 地底超特急西へ」。

 これが普通に見ていると何が何やらわからず、しかも最後のセリフが「私はカモメ 私はカモメ」だったので「なんじゃ?」と。

 この回のあらすじを一言で説明するのは無理なのですが、世界最後の超特急とか人口生命体とか報道陣とかそういうのが絡んでます。その人口生命体であるM1号は、チューバッカのような巨大な生物に変化するわけですが、最後には宇宙空間まで飛ばされてしまい、地球を周回しながら「私はカモメ」と言って終わるという内容。

 調べてみたら、この「私はカモメ」というセリフは日本ではチェーホフの戯曲「かもめ」で登場人物のニーナが繰り返し言う台詞「私はカモメ」で知られており、さらに「カモメ」を意味するコールサインを付与された世界初の女性宇宙飛行士が宇宙から「こちらカモメ」という意味の事を言ったということで、それらがミックスされたイメージで理解されているようです。

 が、私としては「私はかもめ」というと何をイメージするかというと、我らがひっちゃんこと石川ひとみさんの曲名であります。この曲は作詞がたかたかし先生なのですが、多分その宇宙飛行士のことも意識したと思われ、40年前には気づかなかったことであります。

 世の中知らない事が多いですね。それよりなにより、このウルトラQのシュール過ぎる結末は当時どのように評価されたのかが気になります。大人になった一般男性でもまったく理解できませんでしたので。