本日のテーマは「家電タイマーでカセットデッキを操る。」です。
最初は家電用のアナログタイマーにラジカセを繋いでラジオの留守録をしてたわけですが、高校2年の秋にステレオというかいわゆるシステムコンポーネントというものを買ってもらいました。構成は、プリメインアンプ、レコードプレイヤー、チューナー、カセットデッキ、スピーカーです。メーカーはLo-D。
別に親にねだったわけではないのですが、元々家にあったモジュラーステレオが古くなってきたので買い換えることになった次第。当時はまだミニコンポはメジャーじゃなかったし、親もスピーカーが大きくないのはステレオではないと思っていたのではないかと。
このセットにもオプションではオーディオタイマーがあったのですが、私も別に希望しなかったので買わず。なにしろタイマーだけで1万円くらいしましたし。なので、チューナーとカセットデッキのコンセントだけテーブルタップに繋いで引っ張り出し、家電タイマーに繋いでました。
このカセットデッキはちゃんとタイマー対応で、電源が入った時に再生するか録音するかを選べる仕様でした。そのボタンはパネル式のフェザータッチで、ラジカセのように録音ボタンと再生ボタンをガッチャンと押し込む必要もないと。それを最初に試して、電源が入ると同時に録音を始めた様子にはちょっと感動しました。
ただ、オートリバースではなかったので120分テープを使っても録音は最長60分。おまけにタイマーはアナログなので誤差あり、60分番組を丸々録音するには少々リスクがありました。さらに電源ONにはできても録音終了後にOFFにすることはできないので、昼間の番組を録音して帰りが夜の場合はチューナーとデッキはつけっぱなしになるのでエコではありません。(当時はまだエコという言葉はなかったですが。)
それでもこのスタイルは結構重宝しました。当時はラジオたんぱが聞ける小さいラジオも持ってたので、あそこの曲を聞きたいときはデッキのAUX端子に繋いでおけば録音も可能だったし。
それを結構使った記憶はあるのですが、何しろ高校生だったのでそんなにお金はなくテープは上書きの連続で、当時録音したものはまず残ってません。尾崎亜美さんがNHKFMで81年のお正月に行ったスタジオライブはすごく楽しみにしてて、120分テープの片面に全部録音できたのに、その日はずっと雷が鳴ってて全編に渡ってバリバリと雑音が入ってたのが凄く悲しかったのは今も記憶に鮮明に残ってます。悔しかったなあ。
ということで、いよいよ本格的なオーディオタイマーの世界に突入するのは明日の記事で。