今日のひとネタ

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尊敬する人物は誰ですか?

2022年08月19日 | 日記・雑記

 昔、雑誌のインタビューで「尊敬する人は?」と聞かれて、「両親…と言いなさいと学校の先生に教わりました。」と答えていたアイドルがいました。考えてみれば昔は面接の定番の質問だったかもしれません。

 アイドルはともかく、これを就職の面接で聞かれた場合は本当に尊敬しているよりは「どう答えれば印象が良いか?」という視点で考えますので、革命思想の人や反体制派の人は選ばないでしょう。それを考えると、松下幸之助とか本田宗一郎などの企業家とか、あるいは渋沢栄一とかが多いのではないでしょうか。そうでなければ、冒険家とか登山家の名前を出して自分の好奇心やチャレンジ精神をアピールするとか。(ちなみに、この際「スポーツ冒険家」は避けねばなりません。) 地道な研究と人道的な医療活動を行ったとされる人として野口英世もありそうですが、近年の評価では微妙なところもあったりします。

 私も就活してた頃は一応準備してて、面接で聞かれれば「土光さん」と答えようと思ってたのですが残念ながらこの質問をされたことはありません。実際あの人は好きでしたが。

 ネットでこの件に関するアンケートを取ってみるとどういう結果になるかはわかりませんが、男性ならアントニオ猪木かジョン・レノンが上位に来るような気がします。次点で矢沢とかタモリとか。ビートたけしは今はそういう存在ではなさそう。

 こういうのはある意味人気投票のようなものでしょうが、長い間見ててもイメージの変わらない人、姿勢のぶれない人、上手な年の重ね方をしてる人などは、好意的がみられるかもしれません。とはいえ、人間うまく行くときもあればそうでないときもあり、人の印象も変わるものでしょう。

 この辺は、元プロレスラーで新日本プロレスの鬼コーチでもあった山本小鉄さんの言葉が印象的です。猪木さんについては「リングの外では嫌い。変な金儲けの事ばっかり考えるから。」で、馬場さんは「リングの外ではいい人だけどリングの中では嫌い。練習しないから。」だそうです。そうやって人間にはいろんな面がありますが、私からすると山本小鉄さんのあの実直な人柄と奥様や娘さんに注いでた愛情は尊敬に値します。

 さて、この記事を読んでいきなり面接対策を考える人もいるかもしれませんが、今は就職の面接で尊敬する人物を聞くのはご法度だそうです。「応募者の適性・能力とは関係ない事柄で採否を決定しない」ということで。知ってました?

 ところで、前述のアイドルはもしかしたらスーちゃんだったかも。違うかもしれないけど…。