中学生や高校生の頃に音楽雑誌を読みましたが、海外のバンドの名前は大体カタカナで覚えてました。なので意味を考えず、よく見かけた「チープトリック」なんぞ「チープとリック」という二人組かと思ってたくらい。…ってのはウソですが、「チープ・トリック」じゃなくて「チープト・リック」かな?とか。
ただ、意味を考えてみるとポップス寄りのロックバンドとしては「チープ・トリック」というのはなかなかいかした名前ですね。当時は雑誌で見るだけで曲は聞いたことなかったのですが、何年か前に70年代の全米ヒットを集めたCDを聞いてて一番気に入ったのがチートリでした。タイトルは忘れましたが、その音源はライブ盤からだったので多分一番流行った曲でしょう。
バンド名がいかなるものであろうと、ヒット曲が出て世に周知されると馴染んでくる場合もあれば、ビッグなバンドでもあんまりかっこよくない感じのもあったりします。Rainbowなんて今ではそういうものだと思ってますが、ハードロックバンドが付ける名前としては当初は違和感あった気がしますがどうでしょうか。
考えてみるとチューリップとかアリスというのは、男性ばかりのバンドとしてはかなりこっぱずかしい部類の名前かと思います。始めた時には、メンバーが70代になっても活動してるのを想像したでしょうか。
おそらく30代くらいで中年男性の域に入ったくらいに恥ずかしくなり、それが一回りして60代に入ってからも同じ名前で活動しているとかえってかっこよくなるのかもしれません。まさしく還暦というべきか。(なのか?)
その流れを汲んでいるのは、かしまし娘、少年隊、東京ボーイズでしょうね。って、どれもロックバンドではないですが。