「guts」(ガッツ)は音楽雑誌なのですが、1974年の号を見てるとやたら勝海舟が出てきます。というのも、この年の大河ドラマが「勝海舟」だったのですね。
まずは初代(?)勝海舟の渡哲也さん。こちらは3月号。
「この一年 勝海舟に専念するよ!」という見出しで、インタビューでは俳優になったきっかけやこの作品への意気込みを語ってます。記事の中では「なにせ、1年間絶対に病気で休むことが許されないのだから。」とあって、健康法は「よく食べてよく寝る事ですね。…原始的だけど。」とポツリ、ということでした。が、今となっては病気で途中降板することになったのがわかってるので、これを読むと複雑な気持ちです。重病でしたしね。
そして、5月号ではNEW「勝海舟」として松方弘樹さんのインタビューがあります。
こちらも俳優になったきっかけや、急遽代役になったことへの意気込みなどを聞かれてますが、最後には「でもウイスキーを2本も飲んじゃいかんね。やっぱり1本半くらいにしとかんと。」と笑ってたとか。ただ、記事中では「家庭では3児のよきパパ」となってるのを見て、こちらも複雑な気持ちです。とはいえ、代役としては松方さんは好評だったと記憶してます。
最後に11月号が「勝海舟」で坂本龍馬役の藤岡弘さん。
この時は大河と「白い牙」の撮影で、睡眠時間は3~4時間とか。「結婚してひとつの安定を得てしまったら、僕はフヌケになっちゃいますからね。恋愛に打ち込んだりする余裕も今のぼくにはありません。」ですと。根っから硬派ですね。
と、こうやってインタビュー見てたら「勝海舟」見たくなりました。が、ビデオは残ってないようですね。残念。それにしても、「guts」は音楽雑誌なのですがぁ。