ZO-3というのはアンプとスピーカー内臓のエレキギターで、フェルナンデスの大ヒットモデルなのはご存じの通り。発売は1990年で一説によると世界で一番売れたギターだとか。当初はそこまでのヒットになるとは予想していなかったメーカーが、発売後に慌ててゾーサンしたのは間違いありません。(ベタなネタ)
我が家にも一台ありますので久しぶりに引っ張り出してきました。入手したのは25年ほど前。オリジナルのZO-3はシンプルな仕様だと思いますが、私のはノーマルとディストーションサウンドの切り替えスイッチがありアームも付いてます。「芸達者」というモデルのようですね。
これの基本スペックとしては、ショートスケールで弦長は約610mm。ムスタングやジャガーと同じスケールなので純正の弦を張ってもテンションは緩めです。
ヘッドはこのようになっており、デザイン重視なのでしょうがチューニングの際にペグの位置がわかりにくい感じがあります。また、先端に行くにしたがって広がってるのでナットにも負担がかかっている印象もあり。ちなみにナットは約42mmくらい。ショートスケールですがネックは極細というわけではありません。
ヘッドの裏にストラップピンがありますが、私はここに引っ掛けると安定しない気がして、立って演奏する際には普通のフォークギターのようにひもで結ぶタイプのを使ってました。皆さんどうしてるのでしょう???
ボディとネックはデタッチャブル式で、このように4本のネジでしっかり固定されています。スピーカーの重さがあるのでネックに比べてボディは重いです。重量は約3kg。電池は9Vのバッテリーを1個使います。
アームがあるので裏にはこのようにスプリングもあって、弦の張り方は普通のストラトと同様。裏ブタを外さなくとも弦交換はできます。
個人的には立っても座っても弾きにくいという印象で、特に自宅でこれを持ってスケールやピッキングの練習をしていると空しさを感じたり。まあ主に宴会でしか使ってないのですが、同じような用途の人が多いのではないでしょうか。普通にアンプから音を出すこともできますが、実はそれ用のケーブルを使うとセンドアンドリターンの機能も使えて内臓スピーカーからエフェクターを通した音も出すことができます。不思議ですね。
久しぶりに出して来たら純正ギグバッグのファスナーが壊れてて、持ち歩けなくなってるのが発覚しました。可愛いギターなので売りはしませんけど当分使う場面はありませんので、我が家では今のところ観賞用ですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます