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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

K

2016-05-06 | これぞ青春!


風見潤
『スキー場幽霊事件』

1989年1月 5日 第1刷発行
1989年1月30日 第2刷発行

元々の出逢いはこの本
買うか買わないかすっごく子供ながらに悩んでいた記憶
出だしがABCですから(笑)
おばあちゃんにどんな本買ったの?って聞かれて渡したら、
無言で返された。それはそうよね~って。
まだお色気は健在

今読んでもおもしろい。

都内がとても遠くに感じる田舎の部屋
「まだ東京に戻ってへんの~」な~んて言われると余計
すっぴんで過ごす時間
スカートにストッキングにヒール!?必要ある?ってね(笑)
離れているからこそ大事に思えるんだと思って。
あと2年がんばろう。




























(そして私はつぶされる)








www.youtube.com/watch?v=BdoO0aYEPhs

 

www.youtube.com/watch?v=56XBiNDwwY0

 


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K

2016-05-06 | これぞ青春!


風見潤
『清里幽霊事件』

1988年7月 5日 第1刷発行
1990年3月29日 第7刷発行

なつかしいぃぃ
麻衣子と日下くんと美奈子
「誰が犯人だったかな?」と回想しながら3作続け読み。
記憶っておもしろい。覚えてる部分が多々あったり(笑)

先日の春樹のするめクラブでは清里は廃れていたけど、
もちろんこの時代は人気リゾート地!
ボードじゃなくてスキーが流行っていた時代
「よい時代だった・・・」的な。
活気があった時代だと今この歳になって思う。
その栄枯盛衰 現在廃墟だらけ!
このGWの小旅行で目に飛び込んできた廃墟はもぅ晩年を通り過ぎて
どうすることも出来ない様子

(『おくの細道』を辿る旅♪)

やっぱり一作目とあって読み応えがある。
途中からティーン向けということもありお色気部分が大幅にカット?
というかやんわりになって、そんな清いお付き合いってあるの?
疑問に思った記憶(笑)
路線変更 ティーン小説にとどまったのは何作目かな?

 

 

 

 

 

 

 

www.youtube.com/watch?v=UEE9ynmmNuc 


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I

2016-05-06 | これぞ青春!


井上ほのか
『アイドルは名探偵』

昭和63年4月 5日 第1刷発行
昭和63年7月20日 第2刷発行

・・・昭和ですよ!!
死語になりつつある(死語自体が死語?)


帰省すると帰化したくなるのか?
なつかし過ぎてくらくらする(笑)
だって昭和だもの。若かりしあの頃以前。
意識は?景色は?何してた?

主人公たちはそのままで年齢を重ねたのはわたしだけ(当たり前だけど)
何度読んだことだろう。
スプリンクラーがなんなのか分からなかった(それもなつかしい)

ベタな少女小説かもしれないけど、よく出来ていると思う。
次に読んだ風見さんなんてこのジャンルでよいの?ハイクオリティ



---



雨にうたえば


 ときならぬスプリンクラーの雨がやむと、スタジオは水びたしになっていた。
 セットのかげに、避難していたスタッフが、いそいで駆け出していく。
 ほとんど足首のところまである水を、モップとぞうきんで、なんとかしようよいうのだ。
一人のADが、青くなって走ってきて、九条監督に息せききって報告した。
「監督ッ、どこも燃えていません!ひどいイタズラですッ!!」
「なにィ!貴様、もう一度言ってみろ!!」
 瞬間湯沸器というあだ名の、九条監督が、興奮してADを怒鳴りつけた。
「イ、イタズラです・・・・・・スタジオじゅうどこにも火事のあとはないんです・・・・・・スイマセン」
 ADが、ブルブルふるえながら繰り返した。
「いったい誰のしわざだ!? 撮影の邪魔しやがって! 誰だ、すぐ出てこい、許さんぞ!」
 なおも、怒鳴り続けようとしていた、九条監督の声をさえぎって、誰かの悲鳴が響きわたった。
「キャアアッ! 死んでるッ、水鬼さんが死んでるわッ!」
「何だとッ!!」
 スタジオにいた全員の目が、いっせいに中央のセットにむけられた。
 まるで、撮影のワンシーンみたいに、俳優の水鬼明彦さんが倒れていて、その背にふかぶかと長いナイフがささっているのが、見えた。
「いったい・・・・・・誰が・・・・・・?」
 ふたたび九条監督が言った。
(誰が?誰が?誰が?)
わたしの頭のなかでも、エコーのようにその言葉が、なり続けた。
(誰が?)
 思わず、二、三歩後ずさりしたわたしを、後ろからささえてくれた両手があった。ふり返ると、克樹がいた。
 目を見れば、彼が同じことを考えているのが、わかった。
「・・・・・・とうとう、脅迫状が本当になっちゃった・・・・・・これで、主役候補が一人少なくなったんだね・・・・・・」
 それを聞くと、わたしは、いやなめまいと一緒に、ここ数週間の出来事をいっきに思いだしていた・・・・・・。

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