北方謙三
『黙約』★★★+
“ブラディ・ドール”シリーズ第6弾
さすらいの外科医登場
今度はお医者様ね(笑)
海辺の街がまた一層鮮やかになってくる。
しかし哀しいかな最後の最後で・・
いつか来るとは思っていて覚悟していたけど、
今回のカレの行動を見て誰もがこれは予感せざるを得ない。
けど、引っ張るかもしれないとの淡い気持ちもどこかにあって。
そうよね(知人に話したら「入り込み過ぎ」って突っ込まれたけど)
しつこいけど、読んだ人にしか分からない儚さがある。
読後深夜2時半
感想を送る「蒲生のおじさんが!って嘆いてたら最後・・・やはり・・・」(続)
「主人公になれない宿命の男・藤木 」
藤木らしい最後の幕引きですか。
この先坂井がどう成長してゆくのかを見守る。
過去のアツイブログ
https://ameblo.jp/indigocolorsky/entry-10918957636.html
色々な人の書評を拝見してて、しまったネタバレチラリであわあわ
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川中がやってきたのは、二人が出ていってすぐだった。
「怪我でも?」
「キドニーがなにを考えているのか、知りたくてね」
陽焼けした顔に、歯の白さが鮮やかだった。やはり人懐っこい表情をしている。
「二人は、犬猿の仲だそうじゃないか?」
「キドニーが、そう言っているだけだ。わざわざ言わなきゃ、俺を嫌いだということを忘れちまうんだろう」
「なるほど」
私は、間違いなくどこか歪んでいる。肝腎な時、肝腎なものに関心を持とうとしない。それは結果で、なぜそうなったか分析することに、大した意味は認めなかった。決して変えることのできないものとして、人間は過去というものを持ってしまうのだ。
私は、車に乗りこみ、エンジンをかけた。駐車場にはさまざまな車が駐められている。
フェラーリ、ポルシェ、ボルボ、シトローエン、ジャガー。田舎街では、これだけの外車が揃うことは滅多にないだろう。
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たまに起こる頭痛・・
ばしばし後頭部を叩くと緩和されるような気が。
今週末は「待ち」
新宿の歩行者天国をふらふら
今のBGMはSam Smith ♪