レイ・ブラッドベリ
訳 宇野利泰
『10月はたそがれの国』★★
不思議な世界観で、どう表現してよいのやら・・
書評が絶賛されている訳を知りたいがために、じっくり読んでゆく。
人により感想は違うにしても、独特の世界に惹かれる要素があるはず。
先が読めない展開にどう反応するのか。想像力の世界
--------(抜粋)
ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集「闇のカーニバル」全編に、新たに五つの新作を加えた珠玉の作品集
後期のSFファンタジーを中心とした短編とは異なり、ここには怪異と幻想と夢魔の世界がなまなましく息づいている。
ジョー・マグナイニの挿絵十二枚を付す決定版
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・こびと(ラストがよく分からず二度読み・・)
≪マジックミラー≫
・つぎの番(難解?読後、疑問が残り苦笑)
ミイラ
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犬は人間に聞きとれぬ音を感じるという。通常の聴覚範囲を越えたかん高さのために、人間の耳では受けつけることもできぬ音を聞きとれるのだ。
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・マチスのポーカー・チップの目(もはや何だか分からない形相)
≪地下室の七人≫
・骨(コメントしようもない(笑))
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「わたし、あなたの顔が好きなの。このところ、ずっとよくなったわ。線がひきしまって、つよく感じられるのよ」
「これは、ぼくの線じゃない。あいつのだ。あのいまいましいやつのものだ。きみは、ぼくよりあいつが好きだというのか?」
「あいつ? あいつってだれのこと?」
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・壜
そうその壜の中身の正体は!?
・みずうみ
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汽車は記憶を遠去ける。あらゆることを、背後に押しやる。
子供のころの河、橋、湖水、渓谷、小屋、よろこび、悲しみ、なにもかも、背後に大きくひろがって、いつか地平線の向こうに消えていく。
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・使者
標題に相応しい?10月に相応しい短編
やっとまともな作品に出逢えた感(失礼!)
ただダーク
・熱気のうちで
華氏九十二度(大体33℃のことを言う(調べた))
なんのこっちゃ
・小さな殺人者
これぞ狂気!?気が触れて、周りが見えない。
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「あの子は、ああやって横になったまま、わたしをどうやって殺そうかと考えているんだわ。できるだけかんたんな方法でよ。」
彼女のそばに立っていた。動くこともできなかった。からだじゅうの血液が凍りついていて、どの細胞も動かなかった。ひとつとして。
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ルシファー
・群集
野次馬根性
・びっくり箱(結構好きかも。)
・大鎌(すっかり惹き込まれた。)
・アンクル・エナー
「翼のある男だわ」
はい。翼のある男と出逢った~
・風(独特だなぁ)
・二階の下宿人
青い世界、赤い世界、黄色い世界がいっしょになって生きている。
みどり色の世界
『悪の法則』でマルキナがローラに言った一言が浮かんだ。
・ある老母の話
身体を取り戻せ!!
・下水道
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「死んでいるのよ。彼も死んでいるし、彼女も死んでいるの」
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・集会(・アンクル・エナーとつながっている?)
浮かぶ吸血鬼のパーティー
最近のエド・シーランのPVみたいな夜の宴会
・ダッドリー・ストーンのふしぎな死(最後は前向きなお話で)
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ふりむいて、手をふっている。そして、にっこり笑うと、≪過去≫という名の、ぎらぎらときらめく海辺にある、≪忘却≫と呼ばれるかがやかしい町へ、走り去っていくのだった。
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このフレーズ聞いたことあるような気がする。
ツボにハマることなく最後何とか読み終えた。
これは題名の如く10月に読むべきだったのかしら。