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2023-01-08 | 山本周五郎

 

山本周五郎
『五辨の椿』★★

 

新潮文庫 や - 2 - 5

読書会の課題本に推した本
TVドラマもやっていて、何となく話題性もあるかなと。

 

五瓣の椿

最愛の父を失い自らの出生の秘密を知った時、女は修羅となり復讐(しゅう)の炎に身を投じる。父が愛した赤い椿の花びら一枚一枚に無念を込めて【原作】山本周五郎「五瓣の...

五瓣の椿 - NHK

 

しかし、半分ぐらいまで読み進めている内に「ミスチョイス?」(^▽^;)simatta

 

--------(抜粋)

 

「この世には御定法で罰することのできない罪がある」最愛の父が死んだ夜、自分が父の実子ではなく不義の子なのを知ったおしのは、淫蕩な母とその相手の男たちを、自らの手で裁く事を決心する。おしのは、母を殺し、母の男たちの胸につぎつぎに銀のかんざしを打ちこみ、その枕もとに赤い山椿の花びらを残してゆく……。
ミステリー仕立で、法と人間の掟の問題を鋭くついた異色の長編

 

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ネタバレじゃないけど「燃やしちゃう!?」とまず最初の疑問
そこからして、主人公のおしのに寄り添える感じもなく・・

P217
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危なかった。本当に危なかった。あたしの胸はまだこんなに強く動悸を打っているし、手は拳にしていないと、指はみじめなほどふるえる。

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この一文を読んで、人間味は残っているのねと安堵した。

 

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椿の花片を一枚、枕許へ置くときに、あたしは父に呼びかける。お父つぁん、これで恨みが一つ消えたでしょ、——すると父の微笑みがうかび、枕の上でそっと頷くのが、ふしぎなくらいありありとみえるように思う。おそらく、父のたましいはあたしに付いていて、あたしのすることを助け、あたしのしたことでなぐさめられるに違いない。

 

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どうなの?やはり寄り添えない・・

周五郎さんどう始末をつけるのか。

 

後半戦、おしのの仕業だと気づいた与力の青木千之助
料理茶屋での掛け合いが周五郎節が効いている。

 

そしておしの喀血!!
口からほとばしる血

 

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「いそがなければならない」とおしのは独り呟いた、「いそがなければ」

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第六話 最初の「丸梅」って?・・聞いたことあるような?

即気づいたけど、あまりの記憶のなさに愕然。。

 

 

『五辨の椿』は他の作品とは一線を画す一作でした。

 

 

 



鉛筆で囲った一文
わたしは本に書きこむことはしません。


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