米澤穂信
『満願』★★★
かなり前に会社のコにおもしろいですよと薦められ、
その話をお友達にしたら素直に読んだらしく手渡された。
やっとです!
読書会課題本を選ぶ際『王とサーカス』と一緒に提案した本
(が、しかしもう米澤さんは課題本には上がらないかな・・)
--------(抜粋)
「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録
史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔
山本周五郎賞受賞
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山本周五郎とはどんな人?
受賞作で読んだことがあるのは下記
代表的な伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』
あと最近読んだ森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』
荻原浩『明日の記憶』もそうだったのね。
吉田修一『パレード』
江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』
宮部みゆき『火車』
吉本ばなな『TUGUMI』
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・夜警
いきなり暗い・・(苦笑)
・死人宿★★★★(私的に選ぶとしたらこの話かな)
あるあるな感じで嫌いじゃない。
人間はそう簡単には変わらない。
元々持ったもの
・柘榴
美人姉妹のお話
随分と聞き分けがよい母親ね。
ダメ男に惹かれる気持ちは・・分からなくはない(以前も記載した?)
知人が印象深かったと言っていたお話
・万灯
『王とサーカス』を彷彿とさせるお得意のアジア系
人は簡単に人を殺せるのか。
・関守
先日伊豆半島を運転(それも狭い峠道)一瞬ドキッ
朝靄で視界不良な道だった。
途中から予想がついたけど、ちょっとしたホラーね!
・満願
標題作
身近に司法試験に向けて勉強中の人がいるからか、
こうあっさり試験をパスしている主人公が賢く思えて、目線が変わった。
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「学があるというのは大きなことです。この世はとかくままならなぬもの。でも学があれば、世の世ならと臍をかむこともきっと少なくなりましょう。どうぞ、よくよく勉強なさいね」
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回田(めぐりた)読めず・・
以上 帯に書いてあるほどではなかった。絶賛し過ぎです(笑)
宣伝効果 出版社の力量
初期作品を数作読んだのみだけど、作者の成長がとても実感出来ます。
『さよなら妖精』→『満願』
直木賞受賞作『黒牢城』はいつの日か・・
もっともっとおもしろい短編集はあります!
並行読書してる鮎川哲也のバイオレッドフィズ!
三番館の短編集なんて突っ込みどころ満載だけど、際立っているものね。
自分好みの作家さんに出逢いたければ短編集、アンソロジーが早道です。
先日久々に1位!
ランキングに興味がないわけではないので、素直にうれしいわ(#^.^#)
稚拙な備忘録ですが、今後ともよろしくお願いします。