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『大江健三郎全小説1』

2023-08-09 | 大江健三郎

 

『大江健三郎全小説1』
 
 
1巻からではなく6巻からスタート
代表作から読み始めたのもあり、あとはどこから始めてもあり!?
そう言いつつも1巻は最初に読みたいところ。

大体は1巻が多く読まれそれ以降は疎遠になる傾向
 
 
--------抜粋
 
 
1958年、大学在学中の当時史上最年少23歳で芥川賞を受賞した「飼育」をはじめ、「奇妙な仕事」「死者の奢り」「他人の足」などデビュー前後の鮮烈な初期短篇の数々を収録、ほかに最初期長編として名高い『芽むしり仔撃ち』、『われらの時代』を含む。
小説家としての第一歩をしるす記念碑的な作品群
大江文学はここから始まった!

【収録作品】
奇妙な仕事/他人の足/死者の奢り/石膏マスク/偽証の時/動物倉庫/飼育/人間の羊/運搬/鳩/芽むしり仔撃ち/見るまえに跳べ/暗い川・重い櫂/鳥/不意の唖/喝采/戦いの今日/部屋/われらの時代

──初期作品群その1
 


著者について

大江健三郎
1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。東京大学フランス文学科在学中の1957年に「奇妙な仕事」で東大五月祭賞を受賞する。さらに在学中の58年、当時最年少の23歳で「飼育」にて芥川賞、64年『個人的な体験』で新潮文学賞、67年『万延元年のフットボール』で谷崎賞、73年『洪水はわが魂におよび』で野間文芸賞、83年『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』で読売文学賞、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛賞、84年「河馬に噛まれる」で川端賞、90年『人生の親戚』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞。94年には、「詩的な力によって想像的な世界を創りだした。そこでは人生と神話が渾然一体となり、現代の人間の窮状を描いて読者の心をかき乱すような情景が形作られている」という理由でノーベル文学賞を受賞した。
 
 
--------
 
 
順不同 読書会課題作から。
 
 
 
・芽むしり仔撃
 
こちらは先に・『芽むしり仔撃』裁判を前回(前会)先に読了
大体の世界観は大江ワールドなので許容範囲
そう分かってはいても馴染むまでに睡魔に襲われる。。
 
「鍛冶屋登場」
 
「駱駝の栓抜き」
 
結構現代だとタブー用語が乱立(記載は省きます)
 
 
第六章が「愛」!!なんて単純と言うか明確?と言うか「ちょっとウケますね」
 
 
途中でメンバから、弟が失踪するという情報が・・(^▽^;)

ハッピーエンドではなかったのもあり、
それと・万延元年のフットボールの印象が濃く残っていて、特に何の感慨もなく終了
 
 
 
・奇妙な仕事
 
死者の奢り
 
他人の足
 
上記作品大体似たり寄ったり「死体」「バイト」
「どうしようもない話ですね」それで片付けよう・・(苦笑)
 


石膏マスク
 
整形の話
今の時代じゃ当たり前ですが・・
 
 

・偽証の時
 
誰もが偽証ずくめだ。
 


動物倉庫 ★★★★★(おもしろかった!)
 
演劇舞台さながら楽しめました。
新たな大江さんの魅力が感じられた作品でした。
最初が最初だったから「まとも」と感じてしまった(笑)

追い込まれた時の人間の内面が浮き彫りになって、おかしみ。
喜劇です。




今回はタイムオーバー/// ここまでです。

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