吉田修一
『オリンピックにふれる』★★★
ちょうど北京冬季オリンピックが終焉する頃にGET
もちろん内容的には今回のオリンピックは関係ないけど、
!?
なんと最終話コロナ渦の東京オリンピックの世界が描かれていてビツクリ!
まさに読みたかった世界
リアルタイム感があってグッと掴まれた感
--------(抜粋)
香港、上海、ソウル、そして東京――分断された世界に、希望は生き残れるか?小説だから見えてくる、光と翳のオリンピック
変貌をとげるアジアの街で、人生の岐路に揺れる若者たち。コロナ下の東京に、オリンピックの幕が上がる。
2021年夏、東京オリンピックと同時進行で新聞連載された話題作「オリンピックにふれる」をふくむ注目の最新小説集!
「香港林檎」
「この香港のどこかを、もう一人の自分が歩き回っているような気がして仕方ないんだ」
ボート選手枠で入社して10年、タイムが低迷する偉良はコーチから思わぬ宣告を受ける。
「上海蜜柑」
「私たち、上海に住んでるのよ。欲しいものは欲しいって、今、世界で一番言える街に」
ケガで体操選手を諦め、臨時体育教師になった阿青。結婚目前の恋人には初めてのチャンスが訪れていた。
「ストロベリーソウル」
「がんばるって、約束したじゃないか」
ソウルのスケート場で働くクァンドンは、三回転ジャンプに挑む赤い練習着の少女に心惹かれるが……。
「東京花火」
「誰も悪くない。なのに、誰も幸せじゃないのはなぜだ?」
東京五輪が始まった。開会式を前に失踪した部下を探す白瀬は、国立競技場の前に立つ。2021年東京オリンピックと同時進行で新聞連載された話題作
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りんご、みかん、いちごときて花火!?
「東京ばなな」でよかったんじゃ?(笑)
果物でこなかった別腹物語
私的には上海の話が印象深かったな。
林立する高層ビル群 見上げるとぐるぐる回る 眩暈
まさしく舞台はこの世界です ↓