恒川光太郎
『夜市』★★★★
【第12回日本ホラー小説大賞受賞作】
--------(抜粋)
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」
ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた――。
奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング!
魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作
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標題作の『夜市』は何となくあらすじから読めた感があった。
夜市から想像するのは台湾なんだけどね。
私的にはもう一作の方『風の古道』が印象深かった。
「古道」イメージは熊野古道
しかしこの物語の古道は都内(それも主人公の住まいは吉祥寺という・・)
そんな見えない不可視な古道に迷い込んだ少年
独特な世界観
短編ならではかもしれないけど、もっとこの作家さんの作品を読んでみたい。
以前しつこいぐらいアピールチャンスが来た(笑)連続!!!
おもしろいシステムだとは思うけど(^▽^;)