懐かしのマッシュマッカーン

哀愁を帯びた
アップテンポのメロディが
日本人に受けた
「霧の中の二人」

原題の「As the years go by」
(年月は流れて)とは
かけ離れたタイトルが

昭和してました

結局一発屋で
終わったけど

飲み屋でポテトサラダを
頼むたびに思い出す

マッシュマッカーン

抜毛癖

何気なく抜いた白髪にプチ狼狽

懐かしの深夜テレビ

宵っ張りの貧乏学生の
娯楽は深夜テレビ

B級映画や再放送のドラマ
懐メロ番組やお色気番組

妙に頭に焼き付く
キャバレーや精力剤の
コマーシャル

放送終了まで
見てました

オイルショック時の
深夜番組の
放映自粛は

痛かった

デフォルト着メロ

電車の中で鳴ると何人かがゴソゴソする

懐かしの食堂たち

貧乏学生の
下宿が多かった
叡電八幡前

お食事処も多かった

鍋焼きうどんの「すがい」
特大カツ丼の「じゅんさい」
鯨カツの「美乃」
エビフライの「高野」
おでんの「ひよし」
ラーメンの「天下一」
中華の「白楽天」

今は何軒
残っているのだろう

古伊万里柄

取り皿だと思ってたら灰皿だった

懐かしの60年代

1970年代半ばに
宝島が誌面で企画した

60年代の
流行や風俗を
ノスタルジックに
まとめた
「ぼくたちの世代」

ほんの十数年前のことが
はるか昔のことのように
懐かしかった

不思議なことに
今でも
懐かしさの度合いは
あの時のまま

コーヒールンバ

美味なりコーヒー豆の漬け込み焼酎

懐かしのネクタイ

大学に入ってすぐ
何かの折に
必要だろうと思った
ネクタイ

ブランドも知らず
センスもなかった
当時の僕が向かったのは

京都駅の
お土産物売り場

そこで買ったのは
西陣織の
玉虫色の
幅広ネクタイ

結局日の目を見ることは
なかったけれど

フライヤー

親はパンフレット祖父はチラシ

懐かしのスージー・クアトロ

黒革のジャンプスーツで
野郎どもを従えて

小柄ながら
エネルギッシュに
ブギウギベースを
掻き鳴らしていたスージー

ハードにシャウトした
悪魔とドライブ

女性ながら
カッコいいという
表現がピッタリだった

中風気味の眼科医

ものもらいを切る直前に他院紹介の心変わり

懐かしのシラケ世代

大学に入った1973年
僕たちはシラケ世代と
呼ばれた

学生運動も沈静化し
オイルショックで
景気の先行きは混沌

熱中できるものが
なくなってしまったと
マスコミは言ってたけど

コンパやバンド
麻雀やパチンコと

それなりに
軟派なレジャーを
楽しんでました

リフティング

頭の検索エンジンのトップ表示は重量挙げ

懐かしのハレンチ学園

大人だけのものだった
セクシャルな世界を

ハチャメチャなストーリーで
子供にも開放した
ハレンチ学園

世の親たちのヒンシュクを
尻目に
映画化、テレビドラマ化され

コミカルな性の表現という
ジャンルを確立させた
功績は大きい