競馬ファンならそれぞれ独自の馬券の買い方があるものだ。
初心者なら、予想紙の印に準じて人気サイドを買うだろう。
中級者になると、持ち時計、コース、距離適正、血統など過去データや調教タイム、パドックや返し馬の様子をもとに、総合的に判断してフォーカスを決定するはずだ。
上級者は過去データをもとに、自身の経験から独自の必勝法を加味して買うに違いない。
中には、そんなデータは一切無視して、ケントク買いをする人間も少なくない。
ケントク買いとは、馬名やレース名、世の中の出来事をヒントに無理やりこじつけるやり方だ。
桜花賞や菊花賞なら花に関連する馬名、サッカーW杯ならサッカー関連、コロナが流行ればコロナ関連など、能天気な買い方だ。
誕生日や何かの記念日、好きな野球選手の背番号などもその一種だ。
時としてこれがピタリとはまり、大穴をゲットすることもあるようだ。
私は、各種データを踏まえた上で、展開予想を重視する。
逃げ馬が1頭の時はその馬から、逃げ、先行馬が多い時は、差し、追い込み馬重視ということになる。
要は逃げ粘るか、差し届くか、が展開予想だ。
騎手の中には、私の展開予想を裏切り、逃げ馬なのに後方から、追い込み馬なのに逃げたりする奇策に出る者がいる。
ベテランの横山典弘騎手がその典型だ。
横山騎手が人気薄の馬に乗る時は、一応押えでフォーカスに加えている。
騎手でいえば、幸英明騎手が私のお気に入りだ。
たまに人気薄で大穴をあけたりする。
2021年のエリザベス女王杯のアカイイト、直近では昨日の淀短距離ステークスのホープフルサインだ。
どちらも2、3着にも人気薄を連れてきて、300万馬券を演出している。
人気の時は消しで、人気薄の馬に乗る時は注意が必要で、勝負の時は三連単、三連複の軸馬、それ以外は紐で押さえている。
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