★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

喫煙文化

2023年01月19日 11時27分13秒 | 徒然(つれづれ)
 煙草も酒も依存症や中毒ではないが、18歳から嗜んでいる。
 ピーク時は煙草は毎日20本、酒は50代前半に、ほぼ毎日、ビール大瓶3本、ワイン1本、ハイボール3杯を飲んでいた。

 今では煙草は日に4、5本、酒は月1回程度だ。
 どちらもなくても別に禁断症状はないが、あえてやめようとも思わない。

 今や映画や小説の飲酒シーンはともかく、喫煙シーンは世の嫌煙運動のあおりで、意識的に少なくなっているようだ。
 古今東西のいくつかの映画や小説は、喫煙シーンや飲酒シーンがなければ、名画、名作になりえなかった感もあるというのにだ。 

 煙草も酒も、もはや文化だ。
 紫煙や酔いの向こうに、人生というドラマが浮かび上がったりもするのだ。

 極端な話、嫌煙運動は喫煙文化を駆逐しようとする文化大革命だ。
 その効果はありありで、喫煙率は、往時の80%を大きく下回り、20%以下にまで落ち込んでいる。

 あと10年もしないうちに、10%を切る勢いだ。
 喫煙者はマイノリティ、あるいはレジスタンスだ。

 喫煙文化の終焉も近い。
 それにともなって、喫煙に付随する、あるいは彩られた芸術も、味気ないものになってゆくかもしれない。
 

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