★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

へそ曲がり批判精神

2023年01月09日 13時35分56秒 | 徒然(つれづれ)
 中学1年の頃、国語の女教師とはなぜか相性が悪かった。
 ちょうど反抗期でもあり、授業中にいろいろ屁理屈を並べて反論したものだ。
 田舎の神童の誉れ高かった私は、国語にはある程度自信があり、普通に回答すれば高得点の試験も、わざと間違った回答をしたものだ。

 そんな時、授業で出た夏目漱石の『吾輩は猫である』の感想文の宿題があった。
 ひねくれ者の私は、ここぞとばかりに主人公の猫に対する批判を展開した。

 曰く、畜生の分際で、人間様を見下したような態度はけしからん。

 士農工商、穢多非人、最下層カーストよりずっと下の身分ではないか。

 猫はどんなに進化しようと人間様には追いつけないのだ。

 皮を剝いで三味線にでもしてやろうか。

「ねこふんじゃった」の歌に合わせて、踏み殺してやろうか。

 そんな悪口雑言を並べ立てたのだ。
 
 あろうことか、その感想文が高評価を受けたのだ。
 名前こそ伏せられたが、授業で取り上げられたのだ。

 絶賛とまではいかないが、独自の批評は注目に値する、とまで言われて拍子抜けしたものだ。
 それ以来、私の女教師に対する態度は軟化したが、物事に対するへそ曲がり批判精神は今でも続いている。
 
 今だから言える。ごめんね、御木先生。


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無意識の記憶

2023年01月09日 12時42分18秒 | 徒然(つれづれ)
 人間の記憶というのは不思議なものだ。
 とりわけ無意識の記憶というやつだ。

 意識的に記憶したわけでもないのに、ある時突然、ふと頭に浮かんでくる。
 特に夢の中で浮かんだ競争馬の記憶が、目覚めてからも脳裏に残っている。
 有名な馬ではなく、どちらかというと無名で、印象に残った訳でもないのに、浮かんでくるのだ。

 そう度々ではないが、何年かに一度くらいの頻度だ。
 古くは、カルストンイーデン、最近ではサカジロロイヤルなどで、そんな馬が出走すると好走するのだ。

 久しぶりに、今日、目覚めた時にセファーラジエルという馬名が浮かんできた。
 どう考えても記憶した覚えもないし、たぶん出馬表の中にあったのを目視して、それが無意識の記憶に残っていたのだろう。

 ネットで調べるとまだ現役だ。
 去年の11月に走っているので、そろそろ出てきてもいい頃だ。

 もし出てきたら、三連複の軸馬としてぜひ買ってみようと思う。
 皆さんも頭の片隅に置いておくといい。
 

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