ギョムと一緒に牢屋に入っていた身分の低そうな女。
姦通したため、捕まったとのうわさを聞いて、ギョムはその女に優しくはするけれど、その女がギョムに触れるとののしって拒絶します。
次の朝、ギョムが牢を出るときも、なぜ、その女がギョムをいとしそうに見るのか、考えもしません。
しかし、後で、その女こそ、探し求めていた姉だと知ります。
そのときのギョムの衝撃、後悔。
ギョムは死刑と決まった姉を救おうと細工をしますが、無駄に終わります。
姉はギョムの目の前で処刑されてしまいます。
すごいシーンですね。
他人と偽るギョムに、ギョムの正体を疑う元役人のせりふ
「非情だな、目の前で姉が死んでいくというのに、見て見ぬふりか?まぁ幼い時には、母親に石を投げつけているしな…」
この言葉のために、この元役人の必要性があったんですね。
さらに、このシーンのむごさが引き立ちます。
この姉の死にはシフも関わっていたらしく(カットされていてよくわかりません)、シフは知らずに実の父と姉を死に追いやっているのです。
この悲劇もすごいですね。