4月にNHKBSで放送していた「犬神家の一族」前後編をようやく観ました。
ヒマだけはあるはずなのになかなか観る気になれなかったのは前後編で重そうなイメージがあったからです。
YouTubeで「推理な僕ら」というチャンネルを観ていて、そこでこの「犬神家の一族」をレビューしていたので、ドラマを観てから、このレビュー動画を観ようと思ったのでした。
吉岡金田一がいきなり白髪で驚きました。
なんで染めてないの?松重さんだって五郎さんやる時は染めているのに。
そして、野々宮珠世のイメージを破壊する古川さん。
松子のイメージも違う。
しかし、ドラマが丁寧にストーリーを追っていく中でだんだんおもしろくなってきました。
古川さんの珠世も見慣れてきて、横顔が美しいと思えてきました。
「推理な僕ら」で言及されていたのは今までの映像化で原作の内容を再現できていなかった点を挙げていました。
それはラストの雪原での逃走シーンでした。
しかし、それは今回も再現されていませんでした。
実はもう一つ再現されていないことがあります。
松子の琴の師匠が実は青沼菊乃だったということです。
今回も菊乃は静馬が子どもの頃死んだことになっていました。
私がプロデューサーだったら、この二点にこだわった「犬神家の一族」を作ります。
それこそがこのドラマを新たに作る意味だからです。