小説「ようこそ実力至上主義の教室へ」
前回(第4097話)無人島試験編
1~4.5巻までを突破し、
第5巻「満場一致」特別試験。(神巻)
試験開始後は ずっと心臓をにぎられたまま
読み続けなければならない状況で、
ここで スッキリ
かと思いきや、もうひと波乗り越えなければ
いけない感情のうねり。
読後の熱を帯びた体とゆるやかな疲労感の中、
様々な価値観を持った 多様な人種が集まる
学校とは つくづく面白い場所だな と。
今は 進路でも 多様な選択肢があり、
必ずしも 教室の中に身を置かなくていい状況が
整えられているのだけれど、
ずっと ひとつのクラス(教室)で
過ごさなければならない「制約」の中から生じる
かけがえのないものとの出会いは、
ひとり(自分)の中だけでは
たかが知れており、
人と人との間だからこそなのだと・・・
満場一致試験がもたらす痛みとは
ほど遠い感想を抱き、
あの頃に戻りたい。やり直したい・・・
実現不可能なことを願ってしまう。