妊娠1ヶ月、ここでの自覚症状はほとんどない。(前述、第152話参照)
予定日を過ぎても生理が来ない、基礎体温が2週間以上も高温を維持している・・・
もしかして?!の可能性、大。 妊娠に気づき始める2ヶ月目(4~7週)。
この頃の赤ちゃんは、魚のような形で頭と胴体の二頭身、
胎芽(たいが)といわれる時期。まだ、胎児ではない。
ここで一気に妊娠モードに盛り上げてくれるのが、つわり!
不快症状あるものの「つわりで・・・」と語る自分に酔って、ちょっぴり快。な~んて
余裕もつかの間、妊娠3ヶ月(8~11週)、つわりは本格的激化。
朝起きた瞬間、もう既に、気持ち悪い。
明日の朝にはどうかすっきりと目覚められますように。
明日こそとつわりの夜明けを念じて、毎晩床についていた日々懐かしく。
朝目覚めた時、すっきりしている。このことがどんなに幸せなことか・・・
失ってはじめて、「何でもないようなことが幸せだったと思う~」である。
自覚症状もなければ、傍から妊婦だと分からないこの妊娠2ヶ月、3ヶ月、
流産のしやすい時期でもある。
つわりは赤ちゃんからの「ママ、僕?(私?)、ここにいるよ」のアピールであり、
「ママ、無理をしないで。体を大切にしてね」のメッセージ。
もしも、つわりが愉快痛快症状だったら?
私は駅まで猛ダッシュ、駆け込み乗車していたかもしれない。
私は激安商品目がけて人ごみに突入、
タイムサービスの雰囲気に衝動買い、重い荷物を引きずっていたかもしれない。
妊娠発覚、歓喜に任せて妊娠記念バンジー(ジャンプ)に挑戦していた
かもしれない? 恐ろしい話である。
横にならずにはいられない不快症状で安静を促すとは、うまくできている。
私は切迫流産を経験している。
つわりは辛いものだが、つわりがある限り、お腹の子供は生きている。
安定するまでの唯一の手がかり。赤ちゃんが生きている証拠だから・・・支えだった。
私は産科健診が待ち遠しかった。
赤ちゃんの心音(心臓の音)をきくと、不思議、嘘みたいにつわりがひく。
つわりの原因でありながら、また、乗り越えることができるのも我が子の存在。
妊娠3ヶ月、赤ちゃんは人間としての原型が完成し、胎児と呼ばれるようになる。
赤子の成長、目覚しく。
体内で、もう一つの心臓がどきどき動き、手足をばたばた動かしている。
こんな劇的な変化が起こっているのだから、
心身共に不安定になるのも当然かもしれませんね。な~んて
喉もと過ぎて、いえること。
つわり真っ只中のあなたへ。
「つわりが永遠に続くことはありません。いずれおさまります」のアドバイスに
どうぞムカつかず、やり過ごしてください。
※切迫流産と診断を受けた時、安静にするよう指示を受けます。トイレや洗面以外、できる限り横になって体を休めるようにとのアドバイスが。私は勤めておりましたので、職場にエレベーターがあるかどうかも尋ねられました。階段の昇り降りもよくないと・・・階段が? ヒール(靴)が? そんなことが?と驚くほどデリケートなのです。この時期、私はこのくらい大丈夫!でなく、赤ちゃんにとっては?を考え、ご自愛下さいませ。
つわり関連話・・・第141話「ほぼあけましておめでとうございます」,第143話「社会温暖化熱望」
「おめでとうございます。妊娠2ヶ月ですよ」
そう、テレビドラマでもよくあるこの台詞。
妊娠したら生理が止まる。
そこから、どうして2ヶ月、3ヶ月になるまで妊娠したことに気づかないのかな・・・
普段から生理不順? 無頓着? 鈍感? この疑問、無知な私の誤解だった。
妊娠40週、始まりは最終生理が始まる日。
妊娠1ヶ月(0~3週)の、0~1週は妊娠以前、
2週目に・・・コウノトリがやってきて・・・と、3週を迎えるころ卵が子宮内に着床。
ここでやっと妊娠成立。
ということは? 妊娠1ヶ月とは、妊娠までの神秘!
無頓着でも鈍感でもなく、わかるはずがないのである。
よく子供が生まれるまで十月十日(とつきとうか)というけれど、
判明してから出産予定日まで残り約9ヶ月間、
加えて、妊娠ヶ月はひとつき4週間ごと。
お腹の子供と一心同体マタニティライフの進行はカレンダー月より早く、
暦上では誕生まで7~8ヶ月(しかない)
今、そして、これから妊婦のみなさま。
マタニティライフは思うより短いので、思う存分、楽しんで下さいね。
それにしても妊娠の始まりが、最終生理開始日とは驚いた。
これが最終生理になるんだろうな~なんて思いで迎えていたわけではなく、
妊娠が判明した段階で、いつもの生理が最終呼ばわり。
もしかして?の兆候があらわれた時点で、既にもう妊娠2ヶ月なのである。
目にはさやかに見えねども、1の前には0(ゼロ)が存在している。
ゼロ、妊娠以前の土台作り。
普段(妊娠前)からの母体管理の大切さを思わずにはいられない。
規則正しい生活を。塩分控えめ、バランスのいい食事を。体を冷やさない。
お腹の子の為に・・妊娠をきっかけに心がけた生活改善は
妊娠後も続けていけたらと思っている。
妊婦ばかりではなく、子宮に、すべての女性の体にやさしいのだから。
(もれなく亭主にもよい)
※産婦人科へ行くタイミングは生理予定日より2週間ほど過ぎた頃を目安に。
初診時は私のように会計で冷や汗をかかなくていいよう懐をあたたかくして向かいましょう。