あれから車の中で聴いている。
運動会の映像を見直しては泣いている(笑)
保育園で新しいニュースがあったようで何気なく掲示板を見ると、息子の名前?!
運動会の開会式にみんなで飛ばしたお手紙つきの風船。
息子の風船(手紙)が静岡県の掛川市に到着し、その返信が届いたお知らせだった。
奈良から静岡に!
息子の飛ばした風船が!! そんなことが、あるのだ。
この奇跡。
この歓喜。ウォ~オ、ウォ~オ、風が吹いている~♪ ラララ~・・・ラー!!
術後(前話参照)、父の様子を見に行く。
包帯が巻かれているものの、父の足が在る。
口元にある炎症から痛み止めの強さを思う。
人は直立二足歩行ができるようになって・・・
全身で陽の光を感じることができるようになった。
足だけで立つことができるから、手を自由自在に使うようになった。
歩くことで前に進み、
走ることで風を感じ、
踊ることで伝え、
踏むことで奏で、
踏みしめることで力みなぎる・・・
もしかしたら 足は その人の意思が もっとも あらわれるところ かもしれない。
今後、父はリハビリで左右両足の機能を近づけていく。
先が長い話であるが、
この先も父の足が在ることに、後続車にひかれることなく命があることに、感謝する。
一人息子と主人が夏生まれ、私が冬生まれ。
季節のいい春と秋にお誕生日等家族行事がなにもないので、
結婚記念日(秋)を大切にしている。と言えばきこえがいいが、
「今年の結婚記念日はどうする?」と前々から騒ぎたて、スペシャルイベントに仕掛けていく。
余談ではあるが、私の車のナンバーは結婚記念日になっており、
出資者である主人が忘れない日に設定してある。(笑)
スパークリングワインの甘さと芝生の上で楽しんだ続かない親子バトミントン。
足の裏に感じた芝生の感触。
シャトル(バトミントンの羽)の白と芝生の緑色。スパークリングワインの淡いピンク色。
7年目の思い出である。
芝生の上でバトミントンがスペシャルイベントなの?!と言われそうだが、
普段インドア一家にとってそれは眩しい思い出なのである(笑)
初めてのバトミントンに空振りばかりだった息子が、たまにヒット。
一往復できたことに湧き上がる歓声。幸せ、だった。
仕事を辞めたいと思ったことはありますか? の質問に、
プロデューサーのおちまさとさんが、
「ふとゴミ箱の中を見たら、台本とかそういう自分が携わりたいと思っていたものが
無造作に捨てられているのを見て、
自分の居場所はここしかないと踏みとどまることができた」と答えた。
ゴミ箱かぁ・・・
確かに、ゴミ箱には持ち主の生活環境、食生活、趣味嗜好などすべてがあらわれる。
ゴミを捨てる時、ゴミの少なさに今週は外食が多かったなとか、
惣菜の容器が目立てば自炊しなくちゃなど一週間を振り返り反省する(笑)
毎日無意識に消費しているが、
ゴミ箱という単位で見ると「今の私」が冷静に見えてくるから面白い。
おちさんが自分自身にとってぶれない芯を背骨とも言っていた。
背骨かぁ・・・
ゴミ箱。背骨。
何気ない言葉に特別な意味が加わるとその言葉がキラキラしてくる不思議。
その後、私はアメ玉をもらった子どものようにコロコロ転がして楽しむ。
ゴミ箱を見て、背骨を正す。
二つをくっつけてみると、背筋が伸びた。
※おちまさとさんの言葉は私の記憶であやふや感が否めない。
もっと確かなもの、詳細は? とネット検索してみると、
ドリームゲートスペシャルインタヴュー MY BEST LIFE 挑戦する生き方
第8回のインタヴュー記事としてありました。
芸能人の近況写真に添えられた「劣化」という言葉。
初めてネット上で見た時は衝撃だった。
話している途中であったり、瞬きの途中だったり、
流れている時には気にならない移ろいゆく途中を切り取って静止画にする。
この瞬間だけをクローズアップされて劣化とは・・・容赦ない。
いまだ「劣化」に慣れない。
女性が歳を重ねることに肯定的な国民性になってほしいものである。
※こんな気分の時は、「古い蛇ほど柄がいい」桃井かおりさんの言葉が効く。
心配していた天気、晴れ。
心配していた体調、良好。
運動会の決行と参加可能の決定的瞬間。
この日を無事に迎えることができましたことに心より感謝申し上げます。
オープニングは「鼓隊」から。
年長児クラス全員笑顔なく、それぞれの役割・パートに真摯に取り組む様子に
これまでの道のりの厳しさと気合いを感じる(笑)
誰もが最初できなかったところからのスタートから迎えた本番(涙)
今年の「かけっこ」は足の速い子と組む。
本番、息子がこける。
すぐに立ちあがり、走る。最後まで諦めずに走ることができた。いいレース。
足の速い子と一緒だったおかげできっと鍛えられ、自己ベストタイムの更新は叶っていることと思う。
後半の見せ場の「フープと組立」
入場門から子どもたちが裸足で飛び足してくる。
体操の先生を見つめ、こちらも笑顔なし。気合い十分、真剣勝負。
バックに流れる音楽と技が決まった時の雄叫び「ヤァーッ」にあふれる涙(泣)
最後は「リレー」
みんなと共にお遊戯ができなかった子が・・・
昔は勝ちたいという思いがなかった子が・・・
息子に、息子のチームに声援を送る。みんな、お兄ちゃん・お姉ちゃんになったね・・・
保育園最後の運動会が幕を閉じた。
この日を無事に迎えることができましたことに心より感謝申し上げます。