第796話 シャインマスカット

2014年09月28日 07時18分48秒 | Weblog

野菜が高い。

スナック菓子の方が安い。

世間で言うほど景気のよさを感じない私は、空腹を満たすためにご飯を炊かず、

晩御飯はお菓子で済ませる、お菓子な人々が増えているのではないかと思う。

(統計的根拠はない。お財布事情からの憶測)

 

「これ、種もなくて皮ごと食べれるブドウなんです。 どうぞ」といただいた黄緑色のブドウ。

一粒口に入れた瞬間、目を見開いた。 美味しい! 驚きの瞬間。 

甘さだけでなく、口の中に爽やかさが残る。 やっぱり 生きているものはいいなぁ・・・。

我々は、食べ物の命をいただいて自分の命をつないでいく。

生から生への循環。

加工品がすべて悪いわけではないが、生度が低い。

それだけで 生き生き感を維持していくのは難しく、いつか身体に支障をきたすのではないかと危惧する。

 

いただいた黄緑色のブドウの名を知りたくてスーパーで探すと、シャインマスカットと判明。

また食べたいと手を伸ばした瞬間、目を見開いた。 高い! 驚愕の瞬間。

果物は野菜より高い・・・価格は、その価値に比例する。

 

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第795話 訪問美容師

2014年09月26日 05時27分55秒 | Weblog

息子が生まれてからなかなか行けなかったのが、美容院。

 

独身時代は、遠方の美容院に行くためだけに都会に出たものだが、

子供を生んでからは移動時間も惜しく、地元で探すことにする。

友人の紹介で通い始めた美容院で担当者が決まり、

あれから6年ずっと指名してきたその女性、Mさんが独立。 

今後は、今まで信頼を築いたお客様と、自分のお店で、自分のペースで、働いていくとのこと。

もちろん、これからも私の担当はMさんだ。

 

Mさんのお店に通う。

「息子さんに入院しているお母様のカットを頼まれて、月曜日にカットに行ったんですよ」

この会話の出だしに胸が高鳴る。

入院中や子育て中、美容院に行けない。 お越しくださる美容師・・・素敵すぎる。

私はその行為を称えた。

「これからは、お金儲けでなく、人の為に。恩を返していきたいんです」

Mさんのカットは髪にも心にもよく、また次回の予約を入れる。

 

※ 入院中は気持ちがふさぎ込みがち。全国の病院に こんなサービスが生まれるといいですね。

私は結局、「人のために」と思う心が、新しいホスピタリティの発見や商品開発につながると思います。

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第794話 鳴くよウグイス平安京

2014年09月24日 20時25分09秒 | 観る(映画・ドラマ・アニメ・舞台)鑑賞

忙しい時に限って、してはいけないことをしてしまう。

テスト前に見るマンガのように、手を伸ばしてしまう。


レンタルDVD ロングセラー1位、「シークレット・ガーデン」?

借りて見てみたら、遅ればせながら先頃、シガ廃人。

隙間時間を見つけては見続け、現実逃避。


しばらくDVDは見るなと主人に怒られ、

湊かなえの「告白」を読み始めたら先が気になり、気になり、で一気に読破。

夢中という名の現実逃避。


もうちょっとさ迷ってみようと、「不思議の国のアリス」を読むことにする。


 

 

 


 

 

 


 


 

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第793話 期間限定のミス・ユニバース

2014年09月23日 05時36分20秒 | 子育て・「おママごと」

「ママと初めて出会った時、どう思った?」

「ちょっと目をあけた時、なんか綺麗なお姉さんおるな~って、

もうちょっと目をあけたら、綺麗なお母さんでよかったって」


小さな子に「この世で1番美しいのは誰?」ときくと、みんな「僕のママ」だと思っている。(ときく。実際そのようだ)

男の子のお母さんになると、世界で一番美人になれる瞬間がある。(ありがたい話だ)

仮死状態で生まれた息子。

記憶に残る私との出会いが甘いものでよかった・・・リップサービスが言えるほどの成長嬉しく、手をつなぐ。


歩きながら。

「ママ」で始まったが、もうすぐ「おかん」と呼ばれることとなろう。

人生の最後、彼の心の中で呼ばれる折には「おふくろ」?

ママ時代だけのミス・ユニバースを素直に味わっておこうと思う。


ずっと「お母さん」であり続ける女の子のお母さんにもなりたかったな・・・


 



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第792話 一期一会(後編)

2014年09月16日 05時35分38秒 | Weblog

第790話 一期一会(前編)を書きながら、頭の片隅にあった次のプレゼン。

プレゼン本番前。 お客様を目の前に、心の中で一期一会と唱えて、定刻まで待つ。

ついに、始まったプレゼン。 

この日の2回目、午後のプレゼンが、

今年度、上半期史上もっともよい「神回」となる(笑)

プレゼンの内容のよしあしは、お客様が決めることだから

上出来であったかどうかはわからないが、

話す私を客観的に監視するもう1人の私、

この2人の私が非常に落ち着いていたのである。

心の様子をたとえるなら、波立たない湖面。


実は、今回パワーポイントにある仕掛けをした。

過去のプレゼンで、台本にすると、

伝える時の温度が下がってしまうことは経験済み。

本番当日は、台本を見ない。

これまでのプレゼンで、

いきなりマイクを持って話始めるといけないことは経験済み。

本番直前からマイクを持ち、馴染んでおく。

それに加え、今回、次のきっかけ言葉カンペをパワーポイントの中に忍ばせておいた。

うまくつなぎ言葉が出てくるか自信のないところに、

パワーポイントの背景色と同じ色味で、

お客様には見えないほどの小さな字で記しておいたのだ。

きっかけ言葉さえしっかりしていれば、後は流れていく。

そんな小細工しなくても体がプレゼンを覚えるまで練習すればすむことなのだろうが、

この保険が功を奏した。


プレゼン終了後、わざわざ私のところに来て褒めてくださった方が・・・

アンケートではなく、直接お越しくださった方が過去最多の今回。

この一期一会に心より感謝する。

 


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第791話 大冒険

2014年09月09日 05時40分55秒 | 子育て・「おママごと」

先週の土曜日のことである。

夏の疲れと週末の疲れが重なって、家を出るのが遅くなった。息子と学童保育所まで一緒に行くと、遅刻する。

遅刻を避けるため、「ここから1人で行ける?」 と、近くで息子を降ろした。


職場でふと携帯を見ると、10時38分、学童から着信あり。

かけ直してみると、あれから2時間以上、学童につけず、さ迷い歩いていたと言う。

え?!

いつも閉まっていない門が閉まっており、実際、鍵はかかっていなかったのだが、

息子が反対にひっぱったため、閉まっていると勘違い。

その後、近くにいた高学年のお兄ちゃんに話しかけることもできず、ひとり。

考えた息子は、集団登校場所である6年生のF君ん家にたどり着くも、ここでも門が閉まっており、

この少し離れたところで待っていたところ、

出先から帰ってきたF君のお母様が息子に気づき、学童まで送り届けてくださったとのこと。

F君ご一家がお出かけをしていたら息子はどうなっていたのだろう・・・考えるだけで恐ろしい。


それにしてもこの暑い中、2時間も息子は一体どうしていたのだろう・・・その間の心細さを思うと、胸が痛い。

1人で行かせた私に対する怒りか、「大丈夫、1人で行ける」と言ったのに行けなかった恥ずかしさか、

迎えに行った時、抱きしめてやろうと思っていたが、息子は下を向き、抱かせてくれなかった。

門があかなかった時の衝撃、誰もいないい校庭、F君ん家の静かさ・・・

一人で過ごした果てしない時間は、大きくなった時、ふと思い出すに違いない「あの夏の日の暑さ」になるだろう。



 


 


 

 

 

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第790話 一期一会(前編)

2014年09月03日 05時34分04秒 | Weblog

プレゼンをする時、私が最終目標にしていることは「人の心を動かす」 ということ。

 

きいてよかったと思っていただきたいし、できれば、好きになってほしい。

おこがましくも 私の話をきく前ときいた後、知ることで 何か変わっていてほしい と願っている。

 

終了後、気になるのが では、実際どうだったのか? お客様の声 (アンケート) をチェックする。

そこに 記された 「すごくよくわかった」 「とてもよかった」 「わくわくした」 「きいていて飽きなかった」  の言葉。

ご理解と期待感をお持ち帰りいただいたことを感じ、自信が生まれた。

 

あがらない話し方、プレゼンの仕方、のみならず、伝え方、ホスピタリティ、広告・・・

領域様々に関連すると思われる書籍を、帰宅後や早朝、隙間時間に読んだ。

そんな家庭内時間外業務の甲斐を3年後に噛み締める。 

いくつになってもお褒めの言葉は・・・素直に嬉しいものだ。

 

見ず知らずの方からいただいた言葉を糧に、次回に向け、また練り始める日々。

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第789話 未知との遭遇

2014年09月01日 22時25分11秒 | Weblog

学校が始まった (実際のところ、始まってくれた、ほっ。なのだが)

早起きをして、いつもなら このブログを書いているところだが、書かずにお弁当作り。 

週末まで あともう少し。

 

地元の図書館が面白い。 いつも私が借りたい本がない(笑)

だからといってリクエストとか予約とかするほどでもない。

せっかく ここまで来たのだから・・・と、その時気になった本を借りて帰る。


自分では買わないであろう題名すら知らなかった未知。

当時ベストセラーだったことも知らず今手にする新鮮さ。

たまたま手にとった偶然の中で見つけた言葉の必然性。


図書館には、そんな出会いがあるから。

今日も借りたい本がない。 けれど、これ、読んでみようかな と借りて帰る。




 

 

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